「メーカーの海外駐在員って、どんな働き方や生活をしているんだろう?」
「メーカーで海外駐在にいける業界や企業って、具体的にどこなんだろう?」
「メーカー駐在員の年収って、実際どのくらいもらえるのかな?」
…と、思っていませんか?
海外駐在員というと「エリート」「年収1,000万円以上」「プール付きの豪邸」など、とても華やかなイメージがありますよね。
特にメーカーは海外に工場がある分、駐在員になる方も多いです。メーカーの海外駐在員事情、実際どうなのか、すごく気になりますよね。
そこで本記事では、元々海外赴任をしていて、これまで多くのメーカー駐在員とお会いしてきた筆者が、メーカー駐在員の気になる海外赴任事情を徹底解説します。
本記事を読めば、メーカー駐在員の仕事や生活だけでなく、気になる懐事情まで知ることができますよ。
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メーカーの海外駐在員に転職したい方は、まずはこの2つに必ず無料登録しておきましょう。
Contents
日系メーカー(製造業)の海外駐在員事情
まずは日系メーカーの海外駐在員事情に関して、以下5つの観点で実態を解説しますね。
- メーカーで海外赴任している人の特徴
- 仕事内容
- 給与
- 福利厚生
- 働き方や生活面
1. メーカーで海外赴任している人の年代
結論、20代の若手から、50代以上のベテランまで、幅広い方が海外駐在として赴任しています。
例えばトヨタ自動車であれば、20代の若い方の多くが、トヨタの生産工場がある各国へ赴任しています。これは他のメーカーも同じですね。
また、メーカー企業の中には、入社数年目の若い方でも「海外研修」のような形で現地赴任することが多いので、意外と早いタイミングで海外転勤はできます。
一方で年齢が30代以上になってくると、役職付きの責任ある立場で、海外赴任する方も増えてきますね。
このように、メーカーの海外転勤は早ければ20代から、ボリュームゾーンは30〜40代くらいが特に多くなっています。
2. 仕事内容
メーカー駐在員の場合、仕事内容は現地工場での「製造」「管理」が多いです。
例えば自動車メーカーなら、海外に生産工場を持っていますよね。
手を動かすスタッフは現地の外国人がメインですが、日本人駐在員が彼らの上に立ち、製造工程をマネジメントしています。
仕事内容自体は、日本でやっていることと劇的には変わりませんが、周囲のスタッフがほとんど外国人なので、現地の言葉を使ってコミュニケーションしながら、仕事を進める必要があります。
3. 給与
海外駐在員の年収は、日本にいるときの「額面1.5倍」「手取り1.7〜1.8倍」になることが多いです。
例えば、日本で「年収700万円」の人が海外赴任したら、額面は1.5倍の「年収1,050万円」になるイメージです。
一方、年収700万円の手取りは約530万円くらいですので、こちらは約1.7倍で「手取り約900万円」くらいが相場となります。
このように、海外駐在員の場合「額面」「手取り」共に大きく上がりますが、中でも「手取り」が増える構造が、最大の特徴なんですよね。
ちなみに、手取りが増えるのは、メーカーだけでなく、他の業界の駐在員も同じです。
海外駐在員の年収事情や、手取りが多くなる理由は「海外駐在員の年収・給料事情は?元海外赴任者が解説」で解説しているので、興味があればこちらもチェックしてみてください。
4. 福利厚生
メーカーの福利厚生はかなり充実しています。
例えば以下のような福利厚生があります。
- 住宅手当(住宅費の9割〜全額負担が会社負担の相場)
- 車やガソリン代
- お手伝い
- ハードシップ手当
- 出張手当など
- 日本への一時帰国費用
特に「住宅環境」は本当に恵まれていますね。日本では住めないようなプール付きのマンションや一軒家にも、メーカー駐在員であれば普通に暮らしています。
例えば物価の安いタイの駐在員なんて、本当にすごいところに住んでいますからね。
その他にも、運転が可能な国では車が支給されたり、運転ができない国(東南アジアのベトナムなど)は運転手がつくことが一般的です(これは20代若手駐在員でも基本つきます)
また赴任国が発展途上国の場合、ハードシップ手当も別途出ます。金額は様々ですが、月10万円程度はもらっている方が多いですね。
このように、メーカー駐在員の福利厚生面はかなり充実しています。
5. 働き方や生活面
結論、赴任する国や会社によって変わります。
例えば忙しい支店へ海外赴任した場合、平日は残業も普通にあります。
私の周囲のメーカー駐在員も、だいたい20時くらいまでは仕事をしていましたね。
また日本からの出張者が多い拠点の場合、出張者のアテンドで、平日夜に飲みにいったり、休日にゴルフや観光に付き合うことも、駐在員の使命の一つです。
例えば私の知人のメーカー駐在員は、週末は出張者とゴルフばっかりしていました(とはいえ、その方はゴルフがもともと好きだったので、全く苦ではなかったそうです)
一方で、仕事が忙しくない支店に赴任すると、仕事はかなり暇な上に、駐在員としての好待遇は享受出来ます。
例えば私の仲の良かったメーカー駐在員も、仕事はかなり余裕があったみたいですが、手取りで年収1,000万円は超えていて、プール付きのマンションで悠々自適に独身貴族として生活していました(笑)
また日本からの海外出張者が少ない国やエリアの場合、出張のアテンドも少ないので、平日夜や休日を趣味に使ったり、周辺国へ海外旅行に充てている駐在員もいました。
特に、東南アジアのタイやマレーシア、フィリピンなど物価が安い国の駐在員は、懐事情もかなり余裕があります。ですから、長期休暇を活用し、豪華な海外バケーションに行っている駐在員家族も多くいましたね。
以上がメーカー駐在員の海外赴任事情です。
海外駐在できるメーカーの業界・企業は?【自動車メーカーのトヨタ自動車などが代表的】
海外駐在できるメーカーの業界・企業はたくさんあります。
具体的なメーカーの業界や企業名を挙げると、代表的なところは以下の通りです。
- 自動車メーカー(トヨタ自動車、日産自動車、いすゞ自動車、三菱自動車、日野自動車、ダイハツ工業など)
- 自動車部品メーカー(デンソー、アイシン精機、矢崎総業、ブリヂストン、住友電装、豊田紡織、豊田合成、住友ゴム、カルソニックカンセイ、横浜ゴムなど)
- 電機機器メーカー(パナソニック、シャープ、SONY、キャノン、三菱電機、日立製作所、富士通、リコー、セイコーエプソンなど)
- 電子部品メーカー(ミネベアミツミ、村田製作所、日本電産、京セラ、イビデンなど)
- 化学メーカー(住友化学、東レ、三菱ケミカル、三井化学、旭化成、富士フィルム、日立化成、カネカなど)
- 機械メーカー(コマツ、日立建機、ダイキン工業、三菱重工業、ジェイテクト、日本精工、川崎重工業、クボタ、茂原製作所、三菱日立パワーシステムズなど)
結構多いですよね。上記はあくまで一部なので、他にももっとたくさんの、駐在員輩出業界・企業は存在しますよ。
海外駐在できるメーカーの職種は?
メーカーの海外駐在員に特になりやすい職種を紹介します。
一番多いのは技術系の職種
メーカーの海外駐在員で一番多いのは「技術者」です。
前述通り、メーカーの多くは、海外に生産工場を持っています。
そのため、工場で生産工程のマネジメントを行う技術系の方々が、海外赴任者としては多くなるんですね。
例えば日本で最も駐在員が多いトヨタ自動車も、駐在員の多くは技術系の方々となっています。
管理部門の経理も多い
また管理部門でいうと「経理職」も海外駐在員が多い職種です。
メーカーに限らず、経理は海外駐在員になる確率が高いんですよね。
しかも経理の場合、かなり若いタイミングから、海外赴任のチャンスを得られることも特徴です。
私が見てきた中だと、早い人だと入社3年目くらいで海外赴任する方も経理ではいました。
経理は専門職なので、転職もしやすい職種です。海外駐在員にもなりやすいですし、実は穴場な職種なんですよね。
関連記事:経理で海外駐在・海外勤務する方法は?元駐在員が解説
メーカーの海外駐在員を目指す方法
これからメーカーの海外駐在員を目指してみたい方向けに、海外駐在員を目指す方法をご紹介します。
学生の場合
あなたが学生であれば、海外駐在員を多く輩出しているメーカー企業をたくさん受けましょう。
例えば就活サイトのリクナビやマイナビには、数多くのグローバルメーカー企業の求人が掲載されています。
駐在員を多く輩出している企業へ内定を勝ち取り、日々の仕事に全力で取り組むのみです。
海外駐在員の割合が高い企業(常に全社員の10人〜5人に1人が海外赴任している企業)に入ることができれば、比較的高い確率で、駐在員になることができますよ。
もちろん、そういったグローバル企業は採用率も低いので、ちゃんと準備して就活に臨む必要があります。
ですから、学生のうちにリーダーシップ経験を発揮するなど、何かしらアピールできることを作った上で、選考に臨むことをおすすめします。
社会人の場合
一方で、あなたが社会人の場合、メーカーに強い転職エージェントを利用することが必要です。
社会人からの転職の場合、経験者採用が一般的となりますが、経験者採用の場合「過去に培ってきた経験を活かせるかどうか」が、転職の最大のポイントです。
「活かせる経験なんてないよ」と思った方もご安心を。
実は業界・職種経験がなくても、過去の経験の中から、転職先で活かせるものはよくあるんですよね。
ただ、どの経験が活かせるかは、自分一人で考えても見えてこないものです。
ですから、いろんな方のメーカー転職をサポートしてきている「メーカーの転職事情に強い転職エージェント」に相談してみることが、社会人からメーカー転職し、駐在員を目指す一番の近道です。
参考までに、メーカーのグローバル求人に強い転職エージェントは以下記事でまとめています。
上記で取り上げている転職エージェントには「海外駐在をたくさん輩出している大手グローバルメーカーの求人」もありました。
中でも「JAC Recruitment」「doda X」「リクルートダイレクトスカウト」の3つは、有名大手メーカーを始めとした、海外駐在員をたくさん輩出しているグローバル企業の求人をたくさん抱えています。
JAC Recruitmentは、ハイクラスに強い転職エージェントです。年収800〜1,500万円の高年収・有名メーカー求人も豊富で、海外駐在員の経歴を活かした転職にも特に長けています。
doda Xは、大手パーソルキャリアが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ層向けの転職サービスです。年収800〜2,000万円の非公開求人が多数あり、無料会員登録後に職務経歴まで記載すると、専門性の高いヘッドハンターからスカウトメールが届くようになります。
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まずはこの3つに無料登録し、併用することが間違いないです。
メーカーで海外駐在を目指したい場合は、doda Xを始め、上記であげている転職エージェント・サービスを複数併用してみてください。ほとんどの転職エージェント・サービスは登録・利用ともに「無料」でできますよ。
また、海外駐在という生き方を本気で検討してみたいという場合は、より詳しい方法「海外赴任したい人が駐在員になるには?海外駐在できる仕事や方法を紹介」にて、就職・転職の専門家の視点でご紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
メーカーの海外赴任事情まとめ
述べてきた通り、メーカーの海外駐在は待遇や福利厚生も抜群に良いです。海外駐在員の生活自体が人生にとって貴重な経験になりますから、駐在員に興味がある場合、本気で目指してみることもおすすめです。
あなたがメーカーの海外駐在員に興味がある場合、メーカー駐在員を数多く輩出している企業の「募集要項」を、転職エージェントを通じてチェックしてみましょう。
そうすると、あなたに何が足りないか、いまどんなスキルや経験を積んでいけばいいか、その道筋が見えてきます。
一般的には、日系グローバルメーカーの多くの企業は「英語力」があるとプラスに働きますので、今のうちに「英語学習」をしておくこともおすすめです。
より詳しい海外駐在員を目指す方法は、前述した「海外赴任したい人が海外駐在員になるには?海外駐在できる仕事や方法を紹介」で紹介しているので、続けてチェックしてみてくださいね!
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