外資系企業で海外駐在・海外勤務は可能?【専門家が解説】

外資系企業は海外駐在・海外勤務できる?【専門家が解説】

海外駐在・海外転勤という働き方に憧れ「外資系企業なら海外で働けそう」という理由で、外資系企業に興味を持つ方はたくさんいます。

 

ですが、結論からお伝えすると、あなたが海外駐在・海外勤務を目指すなら、外資系企業という選択は近道になるどころか、むしろ”遠回り”になってしまいます。

 

この記事では、海外赴任を実際に経験し、外資系企業の転職支援をしてきた筆者の経験から、外資系企業の海外赴任・海外勤務のリアルをわかりやすく解説します。

 

この記事を読めば、外資系企業の海外赴任・海外転勤のリアルはもちろん、どのようなルートであれば海外駐在・海外転勤を実現していけるかがわかりますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

 

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外資系企業での海外駐在・海外勤務が難しい3つの理由

外資系企業での海外駐在・海外勤務が難しい3つの理由

 

冒頭の通り、外資系企業での海外駐在・海外勤務は狭き門であり、実現することが難しいです。その理由は大きく3つあります。

 

外資系企業で海外駐在・海外勤務が難しい理由
  1. 外資系企業にとって、日本は数ある支社の一つに過ぎない
  2. 本国ではない支社の人材は、海外赴任のチャンスも基本得られない
  3. 外資系企業は海外ではなく、日本のマーケット開拓を求められることが一般的

 

1. 外資系企業にとって、日本は数ある支社の一つに過ぎない

外資系企業にとって、日本の拠点というのは、世界に数ある支社に一つに過ぎません。

 

そして、本国ではない支社の人材というのは、基本的に海外赴任のチャンスを得ることは難しいです。

 

これは逆の立場で考えるととてもわかりやすいです。例えば日本のトヨタ自動車は海外にたくさんの拠点を持っていますが、海外赴任するのは本国の社員である日本人がほとんどです。

 

逆に、トヨタ自動車のアフリカで働いている現地の外国人社員が、日本に海外駐在できるかというと、よほどの事情がない限り難しいです。

 

これと全く同じで、海外に本国を持つ外資系企業の場合、海外赴任のチャンスがあるのは本国の社員の話であり、支社の一つに過ぎない日本人にはチャンスがほとんどないんですよね。

 

加えて、外資系企業にとって日本法人とは、海外のマーケットではなく、日本のマーケット開拓を進めるために拠点が置かれています。日本のマーケット開拓を進めることが目的ですから、海外勤務のチャンスが少ないことは、日本法人の目的から言っても当たり前のことなのです。

 

このような理由で、外資系企業だと、海外駐在・海外勤務は構造上しにくいのが実態です。

 

外資系企業で海外赴任・海外勤務が可能な3つの方法

外資系企業で海外赴任・海外勤務が可能な3つの方法

 

外資系企業で海外赴任・海外勤務は実現しづらいですが、とはいえ、不可能というわけではありません。外資系企業で海外駐在・海外勤務が可能な方法は大きく3つあります。

 

外資系企業で海外駐在・海外勤務を実現する方法
  1. 海外赴任・海外勤務制度のある外資系企業に入社する
  2. 海外の現地採用求人に直接応募する
  3. 日本で大きな実績をあげ、本国の目に止まるようにする

 

1. 海外赴任・海外勤務制度のある外資系企業に入社する

外資系企業は海外赴任・海外勤務のチャンスがそもそも少ないですが、中には海外赴任・海外勤務制度のある外資系企業もあります。

 

海外赴任・海外勤務制度のある外資系企業の採用選考を重点的に受け、入社を目指すことで、入社後に海外駐在できる可能性を掴むことが可能です。

 

実際に私が海外赴任していたときに、会計系の外資系企業で海外駐在・海外勤務をされている方がいました。話を聞いてみると、その会社は外資系企業ではありますが、海外赴任・海外勤務の制度が整っており、日本法人の社員でも各国へ駐在機会が与えられていたんですよね。

 

このように、外資系企業の中でも、探せば海外赴任・海外勤務のチャンスがある会社は存在しています。

 

とはいえ「外資系企業で海外勤務できる会社なんてどこかわからない」と感じてしまうでしょう。その場合は、外資系企業のグローバル求人に強い転職エージェントに登録し、相談してみることがおすすめです。

 

参考までに、私が実際に使って満足度が高く、業界内でも評判の良い転職エージェントをまとめると次の通りです。

 

外資系・グローバル求人に強い転職エージェント
  • 【第1位】JAC Recruitment【外資系グローバル企業分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラス求人が多い。年収600万円以上の人は優遇されるので、必ず登録しましょう】
  • 【第2位】doda X【ハイクラス求人に強い転職サービス。年収800〜年収2,000万円の求人多数。パーソルキャリア社が運営】
  • 【第3位】リクルートダイレクトスカウト【無料登録するだけで有名企業のスカウトが届く。doda Xと同じく年収800〜2,000万円の求人多数】

 

あなたが年収600万円を超えるなら、ハイクラス層の転職支援に特化したエージェントがおすすめです。

 

代表的なハイクラス向けの転職サービスはJAC Recruitmentdoda Xリクルートダイレクトスカウトの3つです。いずれも大手外資系・グローバル企業のハイクラス求人を取り扱っています。

 

年収600万円を超えている方や、大手企業に勤めていて「我こそは」という方は、この3に登録し、相談してみることがおすすめです。

 

一方、年収400〜600万円の方であれば「ビズリーチ」が力になってくれるでしょう。JAC Recruitmentやdoda X、リクルートダイレクトスカウトと比べるとハイクラス特化ではないものの、求人の数は圧倒的です。いろんな選択肢をまとめて把握する際に、ビズリーチは有用です。

 

関連:外資系・グローバルに強い転職エージェント7選【転職の専門家が解説】

 

2. 海外企業の現地採用求人に直接応募する

海外企業の現地採用求人に直接応募することも、外資系企業で海外で働ける方法の一つです。

 

外資系企業の日本法人所属から海外赴任することは難しいですが、直接外資系企業の海外法人に所属してしまえば、海外で仕事ができます。

 

とはいえ、この方法は海外駐在と比べると待遇面はどうしても劣ります。あまり裕福な暮らしではできません。とはいえ、行きたい国を選んで直接応募できるため、働く国のコントロールはしやすいメリットがあります。

 

待遇面を重視するか、行きたい国を重視するかで、この方法を選ぶかどうかは変わってきます。

 

3. 日本で大きな実績をあげ、本国の目に止まるようにする

これはケースとしては少なくなりますが、日本で大きな実績をあげ、本国にも響き渡るような活躍をすれば、海外法人へ赴任するチャンスを得られる可能性があります。

 

とはいえ、このパターンはやはり狭き門のため、基本的には海外赴任・海外勤務の輩出者が多い外資系企業に入社することが一般的です。

 

外資系企業よりも海外駐在・海外勤務しやすい方法は?【日系企業に入ること】

外資系企業よりも海外駐在・海外勤務しやすい方法は?【日系企業に入ること】

 

ここまで外資系企業の海外駐在・海外勤務事情をお伝えしましたが、実は外資系企業よりも海外駐在しやすい方法があります。

 

それは日系のグローバル企業に入り、そこで海外駐在・海外勤務のチャンスを狙うことです。

 

先ほどトヨタ自動車の例を出しましたが、トヨタ自動車のように世界中に拠点を持っている日系企業であれば、海外赴任・海外勤務のチャンスはたくさんあります。

 

事実、日本から海外赴任している人のほとんどは、外資系企業ではなく「日系企業の人」なんですよね。

 

私が海外赴任していたときも、現地にいた海外駐在員のほとんどは日系大手グローバル企業や、大手企業のサプライヤー(下請け会社)の方々でした。逆に外資系では、会計系コンサルティングファームなど一部の業界・会社の方だけでした。

 

ですから、あなたに「どうしても外資系が良い」という強いこだわりがないなら、日系グローバル企業の中で、海外駐在・海外勤務制度が整った会社を目指すことがおすすめです。

 

その場合も、前述した以下3つのエージェントは力になってくれます。

 

日系グローバル求人に強い転職エージェント
  • 【第1位】JAC Recruitment【日系大手をはじめ、グローバル分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラス求人が多い。年収600万円以上の人は優遇されるので、必ず登録しましょう】年収600万円を超える人向け
  • 【第2位】doda X【ハイクラス・エグゼクティブ求人に強い転職サービス。パーソルキャリア社が運営】年収600万円を超える人向け
  • 【第3位】リクルートダイレクトスカウト【年収800〜2,000万円の求人多数。無料登録するだけで有名企業のスカウトが届く】年収600万円を超える人向け
  • 【第4位】ビズリーチ【会員制の転職サイト。年収400万円以上の人はここがおすすめ】年収400万円を超える人向け

 

いずれも完全無料で登録できます。残された可能性を知るためにも、まずは無料登録し、可能性を知ってみることをおすすめします。

 

まとめ

外資系企業は海外駐在・海外勤務できる?【専門家が解説】

 

まとめると、外資系企業は海外駐在・海外勤務のチャンスはあまり多くありません。外資系企業で海外転勤を目指すなら、海外赴任制度の整った外資系企業を目指すことが正しいルートです。

 

一方で、あなたに外資系企業に対する強いこだわりがないなら、日系大手企業をはじめ、日系グローバル企業を目指すことがおすすめです。理由はシンプルで、日系企業の方が海外駐在・海外転勤が圧倒的にしやすいからです。

 

外資系企業・日系企業のどちらであっても、下記3つの転職サービスが力になってくれます。

 

外資系・日系企業に強いグローバル転職エージェント
  • 【第1位】JAC Recruitment【日系大手をはじめ、グローバル分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラス求人が多い。年収600万円以上の人は優遇されるので、必ず登録しましょう】年収600万円を超える人向け
  • 【第2位】doda X【ハイクラス求人に強い転職サービス。パーソルキャリア社が運営】年収600万円を超える人向け
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  • 【第4位】ビズリーチ【会員制の転職サイト。年収400万円以上の人はここがおすすめ】年収400万円を超える人向け

 

いずれも完全無料で登録できます。現職にバレない仕組みになっているので、安心して登録・利用ができます。

 

転職することはリスクはありますが、転職活動や転職サービスを利用した情報収集自体は、得られることはたくさんある一方、リスクは一つもありません。

 

だからこそ、あなたに残された可能性を知るためにも、まずは無料登録し、可能性を知ってみることをおすすめします。

 

外資系・日系企業に強いグローバル転職エージェント
  • 【第1位】JAC Recruitment【日系大手をはじめ、グローバル分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラス求人が多い。年収600万円以上の人は優遇されるので、必ず登録しましょう】年収600万円を超える人向け
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