海外営業に強い転職エージェント・転職サイト7選【転職のプロが解説】

「海外営業に強い転職エージェント・転職サイトを探しているけど、どこが良いのか全くわからない」と悩んでいませんか？

今回は、人材業界で海外営業の転職支援に数多く携わり、自身も海外営業経験のある筆者が「海外営業に本当に強い転職エージェント・転職サイト7選」を厳選しました。

海外営業の仕事や、海外営業の転職エージェント業界の裏側まで知り尽くしている立場から、あなたの希望にあった転職を実現していけるエージェント・サイトを、わかりやすく比較して紹介します。

この記事を読めば、海外営業での転職を目指すなら、どのエージェント・サイトを選ぶと良いか、答えがはっきりとわかりますよ！

海外営業に強い転職エージェント・転職サイト7選

早速「海外営業に強い転職エージェント・転職サイト7選」を紹介していきます。

基本的に海外営業向けの転職エージェント・転職サイトは、現在の年収によって、選ぶべきサービスが変わってきます。それぞれの特徴・おすすめな人を一覧でまとめると以下の通りです。

年収600万円を超える方はdoda X、JAC Recruitment、リクルートダイレクトスカウト、ランスタッド、エンワールド・ジャパンの5つがおすすめです。いずれもハイクラス向けの転職エージェントであり、大手企業・高年収の海外営業の求人がこの5つに集まっています。年収600万円未満だと求人紹介を効率的に受けられない可能性があるため、その場合は以下2つのどちらかを選びましょう。

ハードルは少し下がり、年収400万円を超える方はビズリーチがおすすめです。ビズリーチは会員制の転職サイトであり、たくさんの海外営業の仕事がビズリーチに掲載されています。有料会員制のサービスですが、企業から直接スカウトが届くなど、登録しておく価値は十分あります。無料会員でも一定の機能は利用できるため、まずは無料登録だけでも進めておくと良いでしょう。

リクルートエージェントは、年収400万円に満たない方を含めて、どんな方にもおすすめできるエージェントです。国内最大手のエージェントであり、求人数は圧倒的です。未経験から海外営業へキャリアチェンジしたい場合も、リクルートエージェントなら力になってくれます。

以上が簡単な紹介と選び方です。ここからは海外営業に強い転職エージェント・転職サイト6選の特徴を一つずつレビューしていきますね。

1. doda X

doda Xは、パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービスです。

doda Xでは、会員登録後に職務経歴まで記載すると、専門性の高いヘッドハンターからスカウトメールが届きます。

doda Xで出会えるヘッドハンターは、事業戦略に直結する希少性の高い外資系・グローバル求人を数多く扱っています。他のエージェントではなかなか見つかりづらい、海外営業関連の求人にも出会える可能性がありますよ。

求人は海外営業職だけでなく、海外営業部門の管理職や事業部長クラスを含む、年収1,000万円以上の求人も豊富にあるとのことです。

ハイクラスの海外営業転職を目指すなら、doda Xは必ず利用しておきたい転職サービスです。

→doda X 公式サイトはこちら

2. JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、外資系・グローバル転職で業界トップクラスの実績を持つ転職エージェントです。

JAC Recruitmentは、国内有数の規模と実績を持ちますが、中でも海外営業を含む、外資系・グローバル分野においては、求人の質は右に出るエージェントはないと言える立ち位置です。

実際に私自身も利用していますが、有名外資系大手IT企業やメーカーの海外営業職など、質の高い求人がありました。

JAC Recruitmentは、ハイクラス層の転職支援に特化しており、本当に良質な求人に絞って紹介してくれるエージェントなので、どんな人でもたくさんの求人を紹介を受けられるわけではありません。

ですが、本当に質の高い求人を数多く持っているエージェントです。ハイクラス転職を実現するなら、まず最初に登録・相談することがおすすめです。

→JAC Recruitment 公式サイトはこちら

3. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営するハイクラス転職サービスです。

年収800〜2,000万円の求人が多数あることが特徴です。登録するだけで有名企業のスカウトが届くため、海外営業の中でも高年収の仕事を探すなら、リクルートダイレクトスカウトは登録必須です。

一方で、ハイクラス向けサービスのため、現在の年収が600万円に満たない場合、良質なスカウトを受け取れない可能性があります。年収600万円を超えるなら、必ず登録しておきたい必須サービスです。

リクルートダイレクトスカウト 公式サイトはこちら

4. ランスタッド

ランスタッドは、世界第一位の売上を持つ人材サービス「ランスタッド」が運営する転職エージェントです。

人材領域の中で世界最高峰のエージェントということもあり、特に外資系企業の海外営業職に強いです。

大人気の大手外資系企業の非公開求人はもちろん、ランスタッドにしかない独自の海外営業案件もたくさんあるでしょう。

doda XやJAC Recruitmentと同じく、年収600万円を超えていないと、利用は不向きです。ですがあなたが年収600万円を超えていて、海外営業でさらなるキャリアアップを目指すなら、ランスタッドは外せないエージェントです。

→ランスタッド公式サイトはこちら

5. エンワールドジャパン

エンワールド・ジャパンは、外資系・グローバル分野に特化した転職エージェントです。

業界・職種専門のコンサルタントが担当につくので、海外営業の仕事内容はもちろん、海外営業職全体の転職動向も理解した上で、的確なキャリアプランを提案してもらえます。

ここまで紹介したサービスと同じく、年収600万円を超えているなら、おすすめできるエージェントです。

→エンワールド・ジャパン公式サイトはこちら

6. ビズリーチ

ビズリーチは、テレビCMでも有名な、会員制の転職サイトです。

ビズリーチの特徴は「ダイレクトリクルーティング」という、企業の採用担当者から、直接スカウトをもらえる仕組みがあることです。

ビズリーチでは、有名な日系グローバル企業・外資系企業の求人がたくさん集まっており、海外営業のスカウトを企業からもらうことができます。

私自身もビズリーチは長いことずっと利用していますが、年収600〜1,000万円を超える海外営業・マネジャー求人なども豊富にあり、とても重宝しています。

私が実際に利用しているビズリーチの管理画面

ビズリーチはここまで紹介した転職エージェントとは違い、年収600万円以下でも、良い求人に出会いやすいです。ですが年収400万円を超えていないと少し選択肢が狭まってしまうため、年収400万円以上であれば利用価値が特に大きいです。

7. リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大手の株式会社リクルートが運営している転職エージェントです。

最大の特徴は、どんな経歴・目的の人でも、理想の転職が叶いやすいことです。

業界最大手のリクルートエージェントは、業界でもトップクラスの求人を抱えています。海外営業の求人数も業界トップクラスなので、大手企業・ベンチャー・スタートアップ・中小企業など、さまざまな企業規模の海外営業の仕事があります。

ですから、現在の年収が低い方や、未経験から海外営業にキャリアチェンジを考えている人でも、リクルートエージェントなら可能性があります。

経歴や年収に自信がない場合は、リクルートエージェントに登録し、残された可能性を知ることが最初のステップです。

※よく比較されるリクルートエージェントとビズリーチの違いはリクルートエージェントとビズリーチの違いを比較【どっちがおすすめ？】」を参考にしてみてください。

海外営業に強い転職エージェント・転職サイトの活用方法

ここでは、海外営業に強い転職エージェント・転職サイトの活用方法を、人材業界で長年仕事をしてきた経験から解説します。

結論、海外営業の転職エージェント・サイトのおすすめ活用方法は次の通りです。

2. 海外営業に強い転職エージェント・転職サイトの中で、3〜4社に登録する

まずは海外営業に強い転職エージェント・転職サイトの中から、3〜4社に登録しましょう。

「3〜4社って結構多くない？」と感じたかもしれませんが、決して多くなく、むしろ少ないくらいです。

なぜなら、あなたが本当に良い転職を実現できるかどうかは、どれだけたくさんの選択肢の中から、あなたの納得いく企業を探せるかによって、大枠が決まるからです。

転職エージェント・転職サイトは、それぞれ持っている求人が全く異なります。例えば、とある転職エージェントはソニーの海外営業求人を持っているものの、別のエージェントは持っていない、こういうイメージです。

ですから、1社だけに登録した場合と、3〜4社に登録した場合は、選べる選択肢の数は大きく変わってしまうんですよね。

私自身、たくさんの海外営業職の転職サポートをしてきましたが、実際に良い転職を実現した人は、大体平均して「5社程度」の転職エージェント・サイトを併用していました。

理想は5社以上ですが、まずは3社、できれば4社の転職エージェントを併用しつつ、希望に合う求人を探すことがおすすめです。

2. 求人やコンサルタントの質をチェックし、2社程度に絞る

複数のエージェント・サイトに登録し、全てのエージェントから質の高い求人が出てきたら良いですが、3〜4社ほど登録すると、被っている求人も一部出てきたり、コンサルタントの質も違いが見えてきます。

ですのでこの段階に来たら、メインで使う転職エージェントを2社程度に絞っていくことがおすすめです。

なぜ1社でないかというと、転職エージェントに本気を出させるためです。というのも、転職エージェントはビジネスモデル上、あなたの転職が成功した段階で、はじめて採用企業から報酬を得られる仕組みになっているからです。

採用決定した段階で、採用決定年収の約30〜35%が、採用企業から転職エージェントに支払われます。つまり、転職エージェント側からすれば、あなたの転職が成功しない限り、どれだけ時間をかけても、どれだけ頑張っても、最終的にはタダ働きになってしまうんですよね。

ここで2社を使う理由は「他の転職エージェントでも選考が進んでいること」を、対面しているエージェントに知ってもらうためです。

他の転職エージェントで既に選考が進んでいる場合、そのエージェント経由であなたの転職が決まってしまう可能性があります。そうすると、転職が決まらなかったエージェントは売上が0円となってしまいます。

このように、最低2社のエージェントを併用しておくことで、良い意味で、転職エージェント同士を競わせることができるんですよね。

そうすれば、より丁寧な対応を迅速にしてくれますし、積極的に内定が取れるよう、積極的なフォローもしてくれます。だからこそ、転職エージェントは併用がキーポイントなのです。

まとめ

最後に、日本は人口減少・少子高齢化・上がり続ける税金や社会保障費など、大きな問題をたくさん抱えています。

だからこそ、これからの時代、どんな会社・個人も例外なく、日本だけに留まらず「海外」を主戦場とし、「グローバル」に事業を進めていく必要があります。

その点で「海外営業」は、グローバルな舞台に仕事をしていく代表的な仕事です。将来性も抜群ですから、海外営業として良いキャリアを今のうちに作っておくことは、将来に向けたリスクヘッジにもなりますよ。

「転職すること」はリスクは少なからずあります。ですが「転職活動をすること」は、リスクは一つもない上に、得られることは大きいです。

転職活動を通じて「自身の可能性を知ること」で、今後のキャリアを深く考えるきっかけにもなります。

だからこそ、他の誰のためでもない、自分や家族の未来のために、まずは「転職活動」を始めてみることをおすすめします。その小さな一歩だけでも、豊かな未来は現実のものになっていきますよ。