「TOEIC400点台のレベルってどれくらいなんだろう?」
「400点台って結構やばいんじゃないかな・・」
「TOEIC400点台からスコアアップする勉強時間や、おすすめ勉強法が知りたい」
大学生や社会人になって、初めてTOEICを受験した場合、TOEIC400点台になることがよくあります。
そこで本記事では、
- TOEIC400点はどんなレベルなのか
- TOEIC400点台を突破する勉強時間
- TOEIC400点台の方におすすめな勉強法
これらについて解説します。
なお本記事の執筆にあたり、自身のTOEIC学習経験だけでなく、TOEIC利用者に数多く調査を行い、本当に効果の高い勉強法・アプリ等をピックアップしました。
本記事を読んで勉強すれば、TOEIC400点台を超えることは確実に達成できますよ。
5分ほどで読めるので、ぜひ最後まで読み込んでみてください。
Contents
TOEIC400点台のレベルは?400点台の難易度
まずはTOEIC400点台のレベル・難易度を解説します。
TOEIC400点台のレベルは?【下から約15.6%〜33.1%に位置する】
結論、TOEIC400点台は、受講者全体の下から数えて「15.6%〜33.1%」の位置が水準となります。
つまり、10人受講者がいると、そのうちだいたい6〜9位に位置しているのが、TOEIC400点台のレベルです。
この事実は、TOEIC公式が出している「受講者スコア分布」をみるとわかります。以下画像を添付しますね。
わかりやすく説明すると、
- TOEIC395点以上:下から数えて約15.6%(10人中8〜9位)
- TOEIC445点以上:下から数えて約23.8%(10人中7〜8位)
- TOEIC495点以上:下から数えて約33.1%(10人中6〜7位)
このように、TOEIC400点台でも、TOEIC400点ギリギリなのか、TOEIC450点前後なのか、限りなくTOEIC400点台脱出に近いTOEIC495点前後なのかで、レベルは大きく異なります。
TOEIC400点はヤバイ?
このうちTOEIC400点前後だと、10人中で「8〜9位」ですので、平均よりかなり低いことが実態です。
一方で、TOEIC400点台後半であれば、平均よりは低いものの、それでも10人中6〜7位くらいなんですよね。
このように、TOEIC400点台でも、400点台前半なのか、あるいは後半なのかで、ヤバさは変わります。400点台後半までくれば、少なくとも10人中6〜7位まではいくことができるため、やばいとは言えないでしょう。
TOEIC400点は就活・転職活動でアピールできる?
結論、TOEIC400点台はアピールできないスコアです。
なぜならTOEICで「履歴書」にかけるスコアは、だいたい「600点」が目安と言われているからです。
実際に採用担当にも話を聞いたことがありますが、TOEIC400点台だと、ほぼほぼアピールにならないことが実態です。
むしろ、英語ができるアピールというより、英語ができないアピールになってしまう点数ですので、書くことは逆効果になることもあるとのことでした。
一方で、TOEICは600点台、700点台を取れると、就活や転職活動で、スコアがアピールになります。ですから、TOEIC400点台の方は、TOEIC600点を最低目標にすることがおすすめです。
今は遠く感じるスコアかもしれないですが、TOEIC400点台から600点台は難しくないので、誰でも実現できますよ。
以下記事では、TOEIC500点〜700点台のレベルや、TOEIC500〜700点台を最短で目指す勉強法を詳しくご紹介しているので、興味があれば参考にしてみてください。
- TOEIC500点のレベルと、TOEIC500点到達に必要な勉強時間・勉強法
- TOEIC600点のレベルと、TOEIC600点到達に必要な勉強時間・勉強法
- TOEIC700点のレベルと、TOEIC700点到達に必要な勉強時間・勉強法
TOEIC400点の実際の英語力
結論「通常会話で最低限のコミュニケーションが取れる」と言うレベルです。
実は「TOEICスコア」と「実際の英語力」の関係についても、TOEICが公式見解を出しています。以下抜粋しますね。
出典:TOEIC公式サイト
これを見ると、TOEIC400点は「D:220〜470点」に入りますが「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」とされています。
一方で、TOEIC400点台でも470点以上になると、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」とされています。
難しい表現なのでわかりやすくいうと、「日常英会話は基本的に問題ないが、複雑な場面のやり取りや、状況に応じたコミュニケーションは難しい」レベルです。
実際に私がTOEIC400点台だったを時を振り返っても、確かに英語での日常英会話が難しい状態から、基本的なことはちょっとずつ話せるようになっていったレベルでした。
このように、TOEIC400点台だと、英語力の実践力があるとは言えない一方で、基礎的なことが身についていく、重要なフェーズと捉えることができます。400点台を突破すれば、その先は明るいですね。
TOEIC400点台からスコアアップするために必要な勉強時間
TOEIC400点台からスコアアップするには、おおよその勉強時間が決まっています。
結論、TOEIC100点アップに必要な勉強時間は「約200〜300時間」が目安となっています。
TOEIC専門講師として著名で、TOEIC人気単語帳「金のフレーズ」著者でもあるTEX加藤氏は、「TOEICスコアと勉強時間」を分析した結果を以下の通り述べています。
TOEICの魅力は、勉強すれば確実にスコアが伸びることにあると思います。一夜漬けでは、英語力がない段階で高得点は取ることは難しいですが、勉強すれば確実にスコアが上がります。私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。
上記の通り、TOEIC100点アップに必要なのは200〜300時間となります。
ですから、今のあなたのTOEICスコアから逆算すれば、スコアアップで必要な勉強時間を簡単に計算することができます。
例えば「TOEIC400点ぴったりの人が、スコアアップに必要な勉強時間」をまとめると次の通りです。
- TOEIC500点を取りたい:「200〜300時間」の勉強時間が必要
- TOEIC600点を取りたい:「400〜600時間」の勉強時間が必要
- TOEIC700点を取りたい:「600〜900時間」の勉強時間が必要
- TOEIC800点を取りたい:「800〜1,200時間」の勉強時間が必要
- TOEIC900点を取りたい:「1,000〜1,500時間」の勉強時間が必要
こんなイメージです。
これに対して、TOEICテスト受験予定日から逆算して何日残されているを計算し、必要勉強時間から日数を割れば、1日あたりの勉強時間が出てきます。
例えば、現在TOEIC400点の方で、180日後の試験でTOEIC600点を目標にする場合、「400〜600時間」÷180日=「2.2時間〜3.3時間」が、1日あたり勉強時間となります。
このように考えると、目標スコアにだいたいどのくらいの勉強時間が必要かがわかりますよ。
なお、上記勉強時間はあくまで目安です。なぜなら、良い勉強法を知って学習すれば、100時間で100点アップを実現することも可能だからです。
特に、今回紹介する勉強法は、効率的な勉強法に絞っています。ですから、必要勉強時間をもっと短縮し、400点台を大幅に超えることができますよ。
TOEIC400点台を突破する勉強法
1. TOEICに必要な基礎力をアプリで身につける
2. TOEIC頻出単語を優先的に覚える
3. TOEICに必要な最低限の文法を覚える
4. TOEIC公式問題集で実践に慣れておく
結論、上記ステップで勉強することがおすすめです。
1. TOEICに必要な基礎力をアプリで身につける
TOEIC400点台の場合、基本的な英語力が足りないことが大半です。そのため、基礎力をつけることが必要となります。
基礎力を身につけるためにおすすめは「TOEICアプリ」で学習することが最もおすすめです。なぜなら、アプリでの学習は続けやすい上に、最近のアプリは質が高いからです。
TOEICテストでスコアアップするためには、リスニングや読解力、文法や単語といったベーススキルが幅広く必要です。
これら全てを参考書で揃えると何冊にもなってしまうので、ちょっと不便なんですよね。。
その点アプリなら、スマホ1台でいつでもどこでも学習できる上に、持ち運びの手間もありません。良質なアプリであれば、アプリ一つで、リスニングや読解力、文法や単語などを網羅的に学ぶこともできます。
このように、TOEIC400点台の方が基礎力をつけるなら、アプリがおすすめです。
TOEIC400点におすすめのTOEICアプリ
TOEIC400点を確実に超えたい方におすすめは「スタディサプリEnglish TOEIC対策コース」です。
スタディサプリEnglishは、リクルートが運営する英語学習アプリです。
TOEIC対策専門の「スタディサプリEnglish TOEIC対策コース」では、TOEICカリスマ講師による講義動画の他、リーディングやリスニング対策も、これ一つで全てできる点が特徴です。
TOEICに必要な基礎力は、スタディサプリ一つで全て学べますが、特にリスニング対策は、実際のTOEICテスト形式でリスニングを学べたり、リスニングに最も効果的と言われているディクテーション機能もついています。
TOEIC400点台を超えるなら、スタディサプリEnglish一つで十分です。
「TOEIC400点を取るために、何か裏ワザはない?」と聞かれたら、私は「スタディサプリEnglishを使うこと」と答えるでしょう。それくらい完成度が高いTOEICアプリだと思います。
なお、気になる費用は月額3,278円ですので、3ヶ月使っても1万円以下です。質を考えれば高コスパです。
なお7日間*は無料体験もできるので、気軽に使ってみることをおすすめします。スマホで今から3分後に無料でお試しできます。
*無料期間は申込日を1日目とします
2. TOEIC頻出単語を優先的に覚える
TOEIC単語は前述したスタディサプリEnglishでも学べますが、TOEICでよく出題される「頻出単語」から優先的に学びたい場合は、頻出単語をまとめた「単語帳」で勉強することがおすすめです。
TOEIC400点台におすすめの単語帳
おすすめの単語帳は「金のフレーズ」です。
金のフレーズは「TOEIC頻出単語1,000語をまとめたTOEIC専門単語帳」です。TOEIC単語帳の中でも代表的な本であり、多くのTOEIC受講者が利用しています。
金のフレーズで出てくる頻出単語は、過去のTOEICテストを徹底的に分析することで、本当によく出題される1,000語が凝縮されています。
加えて、使われているフレーズは短文で覚えやすく、覚えたフレーズは実践でもそのまま使える例文が多いです。
私も金のフレーズはフル活用しましたが、金のフレーズ一つでTOEIC700点くらいまでは十分でした。TOEIC400点台の単語学習なら「金のフレーズ」で間違いないです。
3. TOEICに必要な最低限の文法を覚える
TOEICリーディングで必要な文法も、スタディサプリ以外でやるなら「参考書」で勉強することがおすすめです。
TOEIC400点におすすめの文法本
結論、1駅1題 新TOEIC TEST文法特急がおすすめです。
この本は、TOEICの文法解説が、他の本と比べても丁寧に書かれていることが特徴です。
かなりわかりやすいので、TOEIC初心者で、文法を一からちゃんと学びたい方に特に最適です。これ一つでも、TOEICに必要な文法は身につきますよ。
4. TOEIC公式問題集で実践に慣れておく
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編を使い、TOEICテストの実践に慣れておくことも必要です。
公式問題集を使って特に意識したいことは「時間配分の練習」です。
TOEICテストを受験したことがあるとわかると思いますが、TOEICは時間配分を考えておかないと、途中で時間が足りなくなり、全部の問題を回答しきれなかったということ、がよく起こります。
せっかく英語の基礎力を身につけても、肝心のテストで良い点を取れなかったら本末転倒です。
ですから、TOEIC公式問題集を使い、本番と全く同じ試験時間のもと、テスト練習をしておきましょう。
TOEIC400点台から最短でスコアアップしたい方におすすめの方法
ここまでは「独学」で400点を超える勉強法でしたが、
「転職活動や就活に向けて、最短でTOEICスコアを伸ばしたい」
という場合は、TOEIC専属コーチが付く「英会話スクール」を利用することもおすすめです。
英会話スクールのメリットは、正しい学習方法と手厚いサポートのもと、強制的にTOEICスコアを高められることです。
特に、TOEIC対策に強い英会話スクールでは、TOEICスコアアップを最短で実現する勉強法はもちろん、日々の学習をちゃんとできているか、細かい進捗管理まで全てサポートしてくれます。
TOEICの勉強は、途中で挫折してしまう方も多いんですよね。その点上記のようなスクールは途中で挫折したくてもできません(笑)
そのため、短期間で必要な学習量をこなせるだけでなく、2〜3ヶ月で200〜400点のスコアアップも十分実現できますよ。
独学だとここまで短期間で、これだけのスコアアップは難しいです。時間をお金で買うイメージですね。
TOEIC400点台を最速で突破できるスクール
英会話スクールが良いといっても、TOEICに強いスクールもあれば、残念ながら弱いスクールもあります。
なので参考までに「TOEICに強いスクール」で、受講者の評判も良いスクールを挙げておきますね。
1. PROGRIT:2ヶ月でTOEIC200〜300点アップが続出している大手スクール。サッカーの本田圭佑選手も利用して絶賛。2ヶ月415,800円(国の給付金で最大10万円の支給あり)
2. スタディサプリEnglishパーソナルコーチ:前述したスタディサプリTOEICの発展版。オンラインコーチが専属でつき、日々の学習をサポート。最も安いTOEICスクール(3ヶ月74,800円)
上記2つがおすすめです。
PROGRITは、専属コーチがTOEIC学習を毎日サポートしてくれます。2〜3ヶ月の短期でTOEICを一気に高めるカリキュラムなので、短期集中でTOEICスコアを上げたい場合は特にぴったりです。
PROGRITは無料相談を受け付けており、どうやってTOEIC学習を進めていけばいいか、無料相談の中で全部アドバイスしてもらえます。無料で話を聞いてみるだけでもメリットは大きいです。
一方のスタディサプリEnglishパーソナルコーチは費用も安くて一番選びやすいと思います。スタディサプリは7日間*無料体験できるので、とりあえず使ってみることも悪くない選択肢です。
*無料期間は申込日を1日目とします
おすすめTOEIC対策スクールは以下記事でも詳しくまとめています。TOEICスコアを短期で確実伸ばしたい方は参考にしてみてください。
- 総合ランキング:TOEIC対策スクール・講座おすすめ6選!実際に体験・取材して厳選
- 安さ重視のランキング:安いけど本当に質が高いTOEICスクール・講座6選!料金・費用相場も解説
まとめ
前述通り、TOEIC400点台は就活や転職活動でアピールにならないレベルですが、TOEIC400点台の壁を越えると、いろんな場面でスコアが有利になります。
仕事やキャリアにおいて、何もアピールできる学歴や経歴、実績がない場合、何か一つでも「誇れるもの」「語れるもの」を作っておくことをおすすめします。
その点TOEICは、他の学歴や経歴、実績やスキル作りと比較しても難しくなく、かつ時間がかからないことがメリットです。
前述通り、履歴書に書ける600点以上は、TOEIC400点台の方なら数ヶ月でも達成できます。他の資格やスキルだと、もっと多くの時間がかかるので、TOEICのコスパはかなり良いです。
だからこそ、今回紹介した方法で、TOEIC400点台は短期間で越えていき、より高得点を実現しましょう。
今のうちにTOEIC高得点を取っておくと、この先の人生が楽になりますよ。
1. PROGRIT:2ヶ月でTOEIC200〜300点アップが続出している大手スクール。サッカーの本田圭佑選手も利用して絶賛。2ヶ月415,800円(10万円値引き制度あり)
2. スタディサプリEnglishパーソナルコーチ:前述したスタディサプリTOEICの発展版。オンラインコーチが専属でつき、日々の学習をサポート。最も安いTOEICスクール(3ヶ月74,800円)