コンサルティング業界は、クライアントに大手グローバル企業がとても多いことから、海外勤務や海外出張など、海外にかかわるプロジェクトがたくさんあります。
そのような海外プロジェクトがたくさんあるコンサルティング業界で海外赴任したい・海外駐在員になりたいと考える人も増えています。
そこで本記事では、コンサルティング業界の海外駐在・海外勤務のリアルを、元海外赴任者であり、コンサルティング業界のキャリア支援にも携わってきた筆者の経験から解説します。
結論、コンサルティング業界は、数ヶ月〜最大1年間などの海外勤務・海外出張のチャンスが多い上に、高年収・市場価値にもつながりやすいです。コンサルティング業界で海外勤務を目指すのは、とてもオススメできるキャリアです。
一方、数年間などの「まとまった期間」での海外駐在・海外赴任のしやすさは、商社やメーカーと比べると劣ります。
とはいえ、経験を積んだ後の市場価値・選べるキャリアの幅広さは、コンサルティング業界が勝ります。コンサル業界での海外駐在・海外勤務経験は、その後のキャリアの大きな武器になります。
本記事を読めば、コンサルティング業界の海外駐在・海外転勤事情はもちろん、コンサルで海外赴任を目指すことがとても良いキャリア形成になることがわかります。
Contents
コンサルティング業界で海外駐在・海外勤務になるパターン
まずはコンサルティング業界で海外駐在・海外勤務など、海外と仕事ができるプロジェクトパターンをまとめてお伝えします。結論、大きく3つあります。
- 国内企業の海外進出を支援する
- 海外プロジェクトに直接参画する
- 海外オフィスへ海外駐在・海外赴任する
1. 国内企業の海外進出を支援する
コンサルティング業界で特に多いケースは「国内企業の海外進出の支援」です。
冒頭でもお伝えした通り、コンサルティング業界のクライアントは、世界を舞台に事業をしている大手グローバル企業が多いです。
そのような大手グローバル企業が、海外進出・事業拡大を進めていくために、外部のコンサルティングファームに仕事を依頼するケースがとても増えています。
このような国内企業の海外進出プロジェクトに参画した際には、日本にいながら海外と仕事をしたり、海外に数ヶ月〜最大1年間などのスパンで海外勤務し、現地でプロジェクトを進めていくことがあります。
このパターンの場合は、短期での海外勤務、あるいは長期での海外出張というイメージに近いです。
2. 海外プロジェクトに直接参画する
特定業界で専門的な知識や経験をお持ちの方であれば、海外のプロジェクトに直接参画することもあります。
国内企業の海外進出プロジェクトより、さらに高い専門知識・語学力などが求められるため、新人レイヤーではなく、中堅〜ベテランの方が参画することが傾向としては多くなります。
こちらも期間としては数ヶ月〜最大1年程度が多いです。
3. 海外オフィスへ海外駐在・海外赴任する
海外オフィスへ正式に海外駐在・海外転勤することも、コンサルティングファームの一部では行われています。
例えば会計系のコンサルティングファームであるPwCは「海外勤務制度」を整えています。スタッフを積極的に海外に送り出す制度であり、期間は2〜3年程度、常時30〜40名は海外勤務をされているようです。
一方で、商社やメーカーと比べると、このような数年単位で赴任するこのパターンは、全体としての数はかなり少ないことが実態です。
とはいえ、PwCのように、海外赴任・海外勤務制度が整っているコンサルティングファームも中にはあります。そのような会社にピンポイントで入社すれば、数年間などまとまった期間を海外駐在員として赴任することも可能です。
海外駐在・海外勤務を目指す人がコンサルに入るメリット
海外駐在・海外勤務を目指す場合、コンサルティング業界は最大1年間など短期〜中期の海外勤務プロジェクトは頻繁にありますが、逆に2年〜3年などまとまった期間の海外赴任は少ないです。
それでも、海外駐在・海外勤務を目指すなら、コンサルティング業界に入るメリットは大きいです。その理由は次の通りです。
- 市場価値の高いスキルや経験を積める
- 選べるキャリアの選択肢が増える
- 日本で働く場合の年収水準も高い
1. 市場価値の高いスキルや経験を積める
コンサルティング業界に入る一番のメリットは、市場価値の高いスキルや経験が積めることです。
コンサルの仕事は頭脳を使うものであり、事業推進を行うための戦略作成・市場調査などの上流工程に加えて、資料作成・プレゼンテーション・問題解決能力など、社会人としてのビジネス戦闘力を高められる環境です。
商社やメーカーと比べても、社会人としてのビジネススキルを磨ける機会がかなりあるため、市場価値やスキルの習得ならコンサルが特におすすめです。
2. 選べるキャリアの選択肢が増える
市場価値の高いスキルや経験を積める結果として、選べるキャリアの選択肢も増えます。
筆者は人材業界でキャリア支援を長く経験してきたのでわかりますが、コンサル出身者はコンサルティング業界だけでなく、あらゆる業界で求められています。
例えば、ある大手メーカーの求人の募集要項には「コンサルティングファーム出身者歓迎」と書かれているほど、コンサル出身者は指名が入りやすいんですよね。
これがメーカーや商社になると、正直、選択肢は多くありません。「商社出身者を歓迎」と募集要項に書かれている求人は、筆者自身、商社が商社の経験者を採用するケース以外はほとんど見たことがありません。
このように、コンサルティング業界で実績とスキルを積むことは、あなたの人生に「選択の自由」を与えてくれます。
3. 日本で働く場合の年収水準も高い
コンサルティング業界の良いところは、日本で働く場合の年収水準も高いことです。
日本にいながら国内企業の海外進出プロジェクトを支援し、スキルや実績を積みながら、年収800〜年収1,000万円以上を得ることも、コンサルなら実現できます。
経験が積めるものの、給料が安いベンチャー・スタートアップとは全く違いますから、この点もコンサルをおすすめできる大きな理由です。
コンサルで海外赴任・海外勤務を実現する方法
コンサルで海外赴任・海外勤務を実現する方法をまとめます。
- 海外赴任・海外勤務チャンスのあるコンサル会社へ入社する
- スキル・経験・語学力を磨きつつ、海外勤務・海外赴任のチャンスを狙う
1. 海外赴任・海外勤務チャンスのあるコンサル会社へ入社する
コンサルで海外赴任・海外勤務を目指すなら、まずは海外勤務制度のあるコンサル会社へ入社しないことには何も始まりません。
ですから、まずはコンサルティングファームの中でも、海外勤務や海外赴任のチャンスがあるコンサルティング会社へ就職・転職を目指しましょう。
基本的に数ヶ月〜最大1年間などの海外勤務プロジェクトは、マッキンゼー・アクセンチュア・デロイトなどの大手コンサルティングファームであればチャンスは多いです。
海外勤務プロジェクトが多いコンサルティングファームの探し方
一番確実かつ早いのは、コンサルに強い転職エージェントに登録し、仕事を紹介してもらうことです。
コンサルティングファームと接点を持つ転職エージェントに登録すれば、今この瞬間にどれくらいの社員が海外プロジェクトに関わっているか、大まかな数値感を聞くことができます。
実態がわかれば、あとはそこに頑張って入社するだけですから、まずは現状を知りにいくことがファーストステップです。
コンサルティング業界に強い転職エージェント
転職エージェントを使うことが良いとはいえ、具体的にどこを使ったらいいのか、ほとんどの人はわからないと思います。
ですので参考までに、業界内で評判がよく、求人の質も高い転職エージェントを4つ厳選すると次の通りです。
- 【第1位】JAC Recruitment【ハイクラス層の転職支援に特化。グローバル分野で国内トップクラスの実績。厳選されたコンサルティング求人が多い】
- 【第2位】doda X【ハイクラスのコンサル求人に強い転職サービス。大手パーソルキャリアが運営】
- 【第3位】リクルートダイレクトスカウト【リクルートが運営するスカウト型の転職サービス。年収800〜年収2,000万円の求人多数】
- 【第4位】コトラハイクラス転職支援【コンサルに強いハイクラス転職サービス】
この4つが特におすすめです。
すでに年収600万円を超えていて、コンサルティングファームにチャレンジしたい方は、JAC Recruitment、doda X、リクルートダイレクトスカウトの3つには必ず登録しておきましょう。
JAC Recruitment、doda X、リクルートダイレクトスカウトは、いずれもハイクラス人材の転職支援に特化したサービスです。大手コンサルティングファームなど、質の高い厳選された企業がこの3つに集まっています。
いずれもも完全無料ですぐに登録でき、登録すれば、活躍次第で将来的に海外赴任のチャンスがあるコンサル会社を紹介してもらえます。
また、コンサルに強い転職サービスに、コトラハイクラス転職支援があります。
コトラは、コンサル・金融業界を中心に転職支援を行っているサービスです。他の転職サービスと比べて、コンサル業界を深く理解したコンサルタントがサポートしてくれます。将来的にグローバルプロジェクトで活躍できるコンサル求人を紹介してもらえるでしょう。
- 【第1位】JAC Recruitment【グローバル分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラスのコンサルティング求人が多い】
- 【第2位】doda X【ハイクラス・エグゼクティブのコンサル求人に強い転職サービス。パーソルキャリア社が運営】
- 【第3位】リクルートダイレクトスカウト【株式会社リクルートが運営するスカウト型の転職サービス。年収800〜年収2,000万円の求人多数】
- 【第4位】コトラハイクラス転職支援【コンサルに強いハイクラス転職サービス】
以上の方法で、まずはコンサルティングファームへ入社することを目指していきます。
2. スキル・経験・語学力を磨きつつ、海外勤務・海外赴任のチャンスを狙う
実際にコンサル会社に入れたら、そこでスキル・経験・語学力を磨きつつ、海外勤務・海外赴任のチャンスを狙うことです。
スキル・経験は仕事の中で身につけていけますが、語学力はご自身で身につける必要があります。語学力に関してはコンサルに就職・転職する際にも役立ちますから、今のうちに身につけておくことがおすすめです。
その場合は「海外赴任前に英会話を圧倒的に伸ばせる英会話スクール7選【元駐在員が厳選】」でまとめている英語コーチング・パーソナルスクールを利用すると、最短2ヶ月でビジネス英語を習得できます。お金はかかりますが、身につけた英語力は一生モノです。
まとめ
まとめると、コンサルティング業界は数年間などまとまった海外赴任のチャンスは少ないですが、数ヶ月〜最大1年間といった海外勤務は頻繁にあります。
コンサルはスキルと実績を積んで市場価値を高められる業界ですし、他の業界と比べて年収水準も高いです。意欲がある方であれば、コンサルで海外勤務・海外赴任を目指すことはとてもオススメできるキャリアです。
「何から行動すればいいかわからない」という方は、まずは海外勤務のチャンスがあるコンサル会社がどこか知ることが最初のステップです。
その場合はコンサルに強い転職サービスに登録し、あなたの経歴で入社できる可能性のある会社を診断してもらいましょう。
転職することはリスクはありますが、転職活動や転職エージェントを通じた情報収集は一つもリスクはありません。完全無料で登録・利用でき、現職にバレることも一切ない仕組みです。安心して登録に進んでみてください。
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- 【第4位】コトラハイクラス転職支援【コンサルに強いハイクラス転職サービス】
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