大学生にとって、貴重な学生生活の時間を使い、何をするかはとても重要です。
特に「何を学んでおくか」は、大学生にとって重要イベントの「就活」に大きく影響するので、真剣に考えておきたいポイントです。
その中で、大学生におすすめな学習は「TOEIC」です。なぜなら、大学生のうちにTOEICで高得点を取っておくと、この先の人生を有利に進めることができるからです。
そこで本記事では、
- 大学生がTOEICを学ぶメリット
- 大学生のTOEIC平均点や、目指すべきスコア
- 大学生がTOEICを勉強するおすすめの方法
これらについて解説します。
本記事を読めば、TOEIC高得点を最短で取る方法がわかり、大学生活はもちろん、その後にある社会人生活を豊かにする英語力を習得できますよ。
Contents
大学生がTOEICを勉強するメリット
- 就活で有利になる
- 人生で選べる選択肢が広がる
大学生がTOEICを勉強するメリットは上記の通りです。それぞれ解説しますね!
1. 就活で有利になる
大学生がTOEICを勉強する一番のメリットは「就活」です。
私は過去に就職支援の仕事をしていたことがありますが、大手企業をはじめ、優良企業と言われるグローバル企業の多くは、英語力を採用の際に指標として見ていることが実情です。
例えば、人気企業「楽天」の新卒時のTOEIC基準スコアは800点となっています。楽天は目安のTOEICスコアを公開していますが、企業の中には公開はしていないものの、一定のTOEICスコアを基準としているところも多いです。
新卒の就活の場合、TOEICがハイスコアだからといって、無条件で内定になるわけではありません。
ですが、面接が苦手で、他の武器でカバーしたい方にとっては、TOEICは大きな武器になりますよ。面接の評価が全く同じ候補者がいた場合、TOEICスコアも考慮して、内定を出す学生を決めるからです。
ですから、何かしら「武器」を持ち、就活を有利に進めたいなら、TOEICは特におすすめです。
大学生はTOEICをいつから受けるべき?
就活でTOEICスコアが評価されるのは「過去2年以内のスコア」が一般的であることから、就活を本格的に始める「2年前くらい」からTOEICを受けておくと、就活でTOEICスコアをアピールできるでしょう。
例えば、一般的な「大学4年生」から就活が始まるとすると、「大学2年生」からTOEIC試験を受けると良いですね。
2. 人生で選べる選択肢が広がる
TOEICの勉強の過程で、使える英語力のベースが身につき、人生の選択肢が広がることもメリットです。
例えば、TOEIC学習を通じて使える英語力がつくことで、近い将来「日常英会話」を学んだり、「ビジネス英語」を学ぶ際にとても役立ちます。
日常英会話ができれば、世界中の人と英語でコミュニケーションを取れるようになります。海外旅行に行ったら世界中に友達を作ることもできますし、在学中に留学を経験したりすることも、現実的にチャレンジできるようになります。
また、ビジネス英語を学んでおけば、英語を使った仕事により就職しやすくなります。世界中を駆け巡りながら仕事をするグローバルビジネスマンは、とてもカッコイイですよね。
そういった輝いた社会人生活を送れるのも、使える英語力のベースがあるからこそ成り立ちます。
このように、TOEICを大学生のうちに勉強しておくと、人生の選択肢が圧倒的に広がるんですよね。
その時の気持ちに合わせて、いろんな道を、自由に目指せるのは、最高の特権ですよ。社会人になって、スキルがないことが理由で、歩みたい人生、選びたい道を選べない人はたくさんいるからです。
大学生のうちに英語を身につけておけば、そういった未来を回避し、豊かな社会人生活を送りやすくなりますよ。
以上が大学生がTOEICを勉強するメリットです。
大学生のTOEIC平均点はどれくらい?【574点が平均点】
日本国際ビジネスコミュニケーション協会が出した統計「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、大学生の平均スコアは「574点」となっています。以下が実際の統計データです。
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
ですので、大学生の平均点以上を目指すなら「574点以上を取ること」が必要です。
一方で、大学生ではなく「社会人」になると、社会人のTOEIC平均点は以下の通り「612点」となります。
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
ですから、大学生のうちに612点以上を取っておくと、社会人になった後でも、平均以上のスコアでい続けることができますよ。
大学生が目標にすべきTOEICスコア
結論、最低600点、できれば700点、800点以上を目指しましょう。なぜなら、履歴書に書けるTOEICスコアは、だいたい600点だからです。
前述通り、私は過去に就職支援の仕事を経験していましたが、その経験から言うと、500点台でも履歴書にスコアは書いても良いですが、良い評価につながらないことが事実です。
前述通り、大学生の平均スコアは574点なので、574点以下のスコアを書いても、平均以下ということをアピールしているに過ぎません。それなら、何も書かない方が良いですね。
一方で、最低600点以上を取れば、大学生の平均点は超えますし、社会人の平均点と同等、あるいはそれ以上の水準になってきます。
加えて、700点を取れば、一定英語力がある証拠になりますし、800点を取れば、企業の駐在員候補などの英語力となってきます。
ですから、最低600点、できれば700〜800点以上を、大学生のうちに取っておくことがおすすめです。
そうすれば、前述したような就活では間違いなく活きますし、英語力のベースも身につくので、日常英会話なども別途学習すれば、短期間で身につきます。
大学生に必要なTOEIC勉強時間
TOEICで100点スコアアップするのに必要な勉強時間は「約200〜300時間」と言われています。
例えば、有名なTOEIC専門講師であり、TOEICの人気単語帳「金のフレーズ」著者でもあるTEX加藤氏は、TOEICスコアと勉強時間を分析した結果を次のように述べています。
TOEICの魅力は、勉強すれば確実にスコアが伸びることにあると思います。一夜漬けでは、英語力がない段階で高得点は取ることは難しいですが、勉強すれば確実にスコアが上がります。
私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。
「毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができる」の通り、200〜300時間で100点アップが、TOEIC業界だと目安となっているんですよね。
ですから、いま現在TOEICが400点で、800点を取りたい場合、必要な勉強時間は「800〜1,200時間」となります。
例えば、1日3時間勉強すれば266日〜400日なので、1年間かかるか、かからないかくらいです。
もちろん、上記はあくまで目安なので、良い教材や勉強方法で学習すれば、必要な勉強時間をもっと短縮することは可能ですよ。具体的な勉強法は後述しますね。
大学生におすすめなTOEIC勉強法
- TOEICアプリで、TOEICに必要な総合力をつける
- TOEICでよく出る頻出単語を優先して覚える
- TOEICに必要な文法を学ぶ
- TOEIC公式問題集で実践問題に慣れる
結論、上記4つを徹底的にやり込むことがおすすめです。
TOEIC学習においては、あまり多くの教材・勉強法に手を出すのではなく、これと決めた良質な教材を徹底的にやり込むことが、最短でTOEICスコアをあげる秘訣です。
それぞれ解説しますね!
1. TOEICアプリで、TOEICに必要な総合力をつける
まずはTOEICに必要な総合力を、手軽に学習しやすい「アプリ」を使って学びましょう。
最近は良質なTOEICアプリが出ています。そういったアプリを使って学習すれば、TOEICに必要な総合力を身につけることができます。
ではどんなアプリがおすすめかというと「スタディサプリEnglish TOEIC対策コース」が最もおすすめです。
スタディサプリEnglishは、リクルートが運営する英語学習アプリです。私自身、もう何年もスタディサプリを使っていますが、TOEICだけでなく、英会話の上達にもかなり役立ったので特におすすめしています。
スタディサプリEnglishには、TOEICを専門で学べる「スタディサプリEnglish TOEIC対策コース」があります。
スタディサプリTOEIC対策コースでは、TOEICカリスマ講師による講義動画の他、TOEICのリーディング・リスニング対策も、全てコレ一つで学べます。
リーディングもリスニングも、文法も単語も、TOEIC対策に必要な勉強はコレ一つですべて完結します。なので、後述する参考書を買う必要は本来ありません。
気になる費用は月額3,278円です。3ヶ月使ってもわずか1万円以下、TOEICの全てが学べる質を考えれば、かなりの安さですよ。
スタディサプリは効果実感までの平均月数が2.8ヶ月なので、とりあえず3ヶ月使ってみると良いですよ。
また、今なら無料おためし体験もできるので、3ヶ月とは言わず、とりあえず1週間使ってみることもおすすめです。
無料体験するためには会員登録を一度しておく必要がありますが、7日間は無料期間なので、7日経つ前に解約すれば1円もかからない仕組みです。もし気になる場合、無料で気軽に使ってみましょう。
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2. TOEICでよく出る頻出単語を優先して覚える
TOEICで高得点を取るために「単語」は必要不可欠です。特にやっておくべきなのは、試験でよく出る頻出単語から優先的に学ぶことです。
頻出単語を効率的に覚えたい場合、「頻出単語がまとまったTOEIC単語帳」で勉強することが、最も近道となります。
その点で、TOEICテストの頻出単語を学べるおすすめ単語帳は「金のフレーズ」です。
金のフレーズの特徴は、過去のTOEICテストを徹底的に分析することで、本当によく出題される1,000語のみを徹底凝縮していることです。
つまり、金のフレーズで出てくる単語には、「せっかく覚えたけど、TOEIC試験に出てこなかった」という無駄がないんですよね。なぜなら過去のTOEIC試験を徹底研究し、本当によく出る単語で構成されているからです。
私もTOEICの単語対策で本書を使いましたが、TOEIC600点はもちろん、700点レベルでも十分でした。TOEIC単語帳を選ぶなら「金のフレーズ」で間違いないと思いますよ。
3. TOEICに必要な文法を学ぶ
TOEICで高得点を取るためには、基本的な文法も学んでおく必要があります。
ではどうやって文法を学ぶかというと「TOEICに強い文法書」を使うことがおすすめです。
文法書には、TOEIC専門ではないものも多いのですが、TOEICで高得点を目指すなら、TOEIC専用の文法書を使った方が、効率的にTOEIC文法を習得していけます。
ではどんな文法書が良いかというと、おすすめは「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」です。
実際に利用してみた感想として、とてもわかりやすかったことが印象的でした。初心者のTOEIC文法学習にぴったりな内容でしたよ。
TOEICの文法であれば、これ一冊を徹底的にやり込めば十分です。それだけでも、TOEIC600点だけでなく、700点を超える文法力は身につきますよ。
4. TOEIC公式問題集で実践問題に慣れる
TOEICテスト受験前は、TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編を使い、TOEICテストの形式に慣れておく必要があります。
特に対策しておきたいのは「試験の時間配分」です。
TOEICテストを受験したことがあるならわかるかと思いますが、TOEICテストは時間配分がかなり重要です。
時間配分を意識しておかないと、途中で試験時間が足りなくなり、全部の問題を解けなかったということがよく起こるからです。
ですから、「このパートはこれくらいの時間で」という風に、テスト本番を想定しながら、どのパートにどれくらい時間をかけるか、明確なイメージを持っておくことが大切です。
以上が大学生におすすめなTOEIC勉強法です。前述通り、あまり多くの勉強法に手を出すのではなく、良質な教材を、徹底的にやり込むことが、最短でTOEICスコアをあげる秘訣です。
まとめ
述べてきた通り、大学生がTOEICを勉強するメリットは大きいです。
就活が苦手な方でもTOEICスコア自体がアピール材料になるので、就活を乗り切る大きな武器になります。またTOEIC学習によって使える英語力のベースが身につくので、人生の選択肢も広がります。
だからこそ、時間がある今のうちに、大学生はTOEICで最低600点、できれば700〜800点以上を取っておくことをおすすめします。
本気で学習すれば、1年といった長期ではなく、もっと早い時間で、上記のスコアは達成できますよ。