「大手企業から転職を考えているけど、大企業出身者の転職事情って実際どうなんだろう…」
「大手企業から大手企業へ転職したいけど、後悔しないだろうか…不安…」
「大企業出身者だと転職は有利になるのかな?」
このように、大手企業の転職で悩んでいませんか?
今回は、新卒で大手企業に入社し、大手企業から大手企業への転職を経験、現在は人材業界で大手企業出身者の転職支援を経験してきた私が「大企業からの転職のリアル」をどこよりも詳しく解説します。
結論、大手企業出身者はベンチャー・スタートアップ・中小企業出身者と比べて、転職が有利に働きます。
とはいえ、転職先を同じく大手企業にするのか、あるいは大手よりも規模が小さい会社にするかなどによって、転職の成功・失敗は変わり、実現できる人生・働き方・年収は大きく変わってきます。
ですのでこの記事では、大手企業在籍者がどのような点に気をつけて転職活動を進めればいいか、失敗しない転職の方法や、大手企業から転職するメリット・デメリットをわかりやすくお伝えします。
この記事を読んで、大手企業からの転職で悩むことはもう終わりにしましょう。
大企業から転職する人が増えている現実とその理由

まず最初にお伝えしたいことは、最近は大企業から転職する人が増えている事実です。
終身雇用や年功序列の崩壊により、最近は大企業といえども、一生働ける保証がない時代になりました。日本を代表する企業であるトヨタ自動車の社長が「終身雇用はもう守れない」と語ったことは大きなニュースになりましたね。
実際にたくさんの大手企業出身者と転職に関する話をしていると、多くの人が「このまま今の会社に勤めていて大丈夫なんだろうか」と、漠然とした不安を抱えています。
そして、大手企業で働いている人の中にも、
- 新たなスキル習得・キャリアアップの機会を求めて転職したり
- 年収アップを目指すために別の大手企業に転職したり
- ワークライフバランスをもっと充実できる会社に転職したりと、
さまざまな理由で大企業から転職を決断する方がとても増えています。
このように、大手企業出身者でも、最近は転職を考え、実際に転職している人はたくさんいます。もちろん、転職先で希望が叶った人はたくさんいますし、「転職してよかった」と感じている大手企業出身者もとても多いです。
ですから「せっかく入った大手企業からの転職を考えているなんて、やっぱりもったいないのかな」と感じる必要はなく、あなたが今本当に求めていることを知り、それが今の会社では叶えられないのであれば、転職という選択肢を取ることは、人生を豊かにする良い行動になります。
大企業からの転職パターン

大手企業から転職を考える場合、転職先をどんな会社にするかがとても重要となります。大企業からの転職パターンは大きく2つに分けることができます。
- 大手企業から大手企業への転職
- 大手企業からベンチャー・スタートアップ・中小企業への転職
それぞれの特徴を、大手企業出身者の転職サポートをしてきた実体験も踏まえながら解説しますね。
1. 大手企業から大手企業への転職
大手企業から別の大手企業へ転職することは、大企業出身者の転職で一番多いパターンです。私自身もこのパターンで大手から別の大手に転職したことがあります。
この方法の最大のメリットは、今の年収・社会的地位などをキープしながら、現在の悩みを解消できる可能性があること。
一般的に、大手企業は中小企業と比べると、年収水準が高めに設定されています。ですから「転職して年収が下がるのは困る」という方でも、転職先を別の大手企業にすれば、年収ダウンのデメリットを避けることができます。
また、大手企業の社員は社会的信用が高いため、住宅ローンの審査に通りやすいなど、いろんなメリットもあります。そういった大手企業ならではの特権を維持できることも、大手企業から大手企業へ転職するメリットとなります。
私自身もこの方法でとても満足いく転職ができましたし、大手企業出身者の転職で満足している方が多いのもこの方法です。大手企業から転職を考えるなら、まず第一に大手から大手の転職を考えることがおすすめです。
2. 大手企業からベンチャー・スタートアップ・中小企業への転職
最近増えてきている転職パターンが、大手企業から大手企業ではなく、大手企業からベンチャー・スタートアップ・中小企業など、今いる会社よりも規模が小さな企業に転職するパターンです。
この方法のメリットは、今よりも裁量権のある仕事につきやすいこと。大手企業は社員の数がとても多く、仕事も分業制になっていることが多いです。管理職など責任あるポジションにも、社歴を重ねないとつきづらいです。
その点でベンチャー・スタートアップ・中小企業であれば、大手と比べると社員数が少ないため、幅広い仕事を経験できたり、マネジャー・部長・役員など管理職・経営職にも早く昇格しやすいです。
例えば、大手企業で課長を務めている方であれば、ベンチャー・スタートアップに「部長」として転職することも可能です。
一方でベンチャー・スタートアップ・中小企業の場合、年収は大手企業に比べると劣る傾向があります。年収ダウンする可能性はあるでしょう。とはいえ、最近のベンチャーは年収水準が以前と比べて上がっています。そのため、転職先によっては年収ダウンを避けられる可能性もあります。
大手企業から転職するメリット

大手企業から転職するメリットをまとめると次の通りです。
- 大手企業出身者は転職が有利のため、選べる選択肢が広い
- 今より良い条件の企業に入れる可能性もある
- やりたいことを仕事にできる可能性がある
1. 大手企業出身者は転職が有利のため、選べる選択肢が広い
大手企業出身者は、一般的に転職が有利に働きます。一番大きな理由は、大手企業に入れるほどの人材であるという証明が、所属先のネームバリューで一定できるからです。
転職活動を有利に進められる特権があるからこそ、転職を考えているなら、どれくらいの可能性が残されているか知っておくべきです。
2. 今より良い条件の企業に入れる可能性もある
大手企業の出身者であれば、今よりも良い条件の企業に入れる可能性もあります。
転職先の企業によっては、年収アップを実現しながら、仕事時間を減らすこともできます。最近はテレワーク・リモートワーク制度が整った大手企業もたくさんありますから、週1日だけ会社に出勤し、週4日はテレワーク、といった働き方もできます。
私の友人の大手企業出身者だと、月に1回しかオフィスに出社せず、あとは全てテレワークという人もいます。それでいて、額面で年収1,000万円以上もらっているので、ものすごく恵まれた環境だと思います。そういう会社も、大手企業からの転職では狙っていけます。
3. やりたいことを仕事にできる可能性がある
今の大手企業でやりたい仕事ができていないなら、転職先でやりたいことを仕事にできる可能性があります。
例えばあなたに興味がある分野があれば、その分野の大手企業などへの転職を目指すと良いでしょう。
「業界や職種が変わると転職が難しいんじゃないか?」と悩んで行動できない方は多いですが、実際のところ、面接でどのように伝えるかによって、業界を変える転職は十分可能ですし、職種を変える転職も、20代など若ければ目指せます。
このように、大手企業からの転職はメリットがとても多いです。
大手企業から転職するデメリット
一方で、大手企業から転職する際にはデメリットもあります。デメリットは次の通りです。
- 転職先によっては収入が下がる可能性がある
- 一度転職すると戻れない可能性がある(片道切符)
1. 転職先によっては収入が下がる可能性がある
大手企業からの転職の場合、現在の年収水準が高いと、転職先によっては収入が下がる可能性があります。
特に大手からベンチャー・スタートアップ・中小企業など、規模の小さな企業に転職すると、年収が下がるケースが多いですね。
とはいえ、大手企業から別の大手企業であれば、年収をキープできる可能性はそれだけでも高くなります。加えて、大手企業への転職であれば、年収が逆に上がる可能性すら秘めています。
そもそも年収が上がるか、下がるか、それとも変わらないかは、転職活動の途中で判明します。ですから、年収が下がると分かった時点で、その会社に転職することを辞めてしまえば、このデメリットは簡単に避けることができます。
年収維持・もしくは年収アップできる企業の内定を承諾すれば、回避できるデメリットです。
2. 一度転職すると戻れない可能性がある(片道切符)
あなたが所属している企業によっては、一度転職してしまうと、もう戻ってこれない「片道切符の会社」もあります。
例えば総合商社は、一度転職したら戻ってこれない片道切符の可能性が高いです。総合商社はそもそも新卒入社が基本であり、中途社員を採用するケースが全体的に少ないです。
こういった会社を一度やめてしまうと、上層部とコネでもない限り、中途社員して面接等を行い、再度入社を目指すことになります。ハードルは高めです。
とはいえ、最近は大手企業から別の会社に転職した場合でも、出戻りがOKな会社も増えてきています。例えば有名どころでいうと、三菱重工が「出戻り歓迎」というニュースは一時期話題になりましたよね。
もし戻ってくる可能性が少しでもあるなら、今の会社に出戻りの事例があるかどうかは、事前にチェックしておくと安心ですね。
大手企業出身者が転職で失敗しない・成功を近づける転職方法とは?

一番のポイントは、大手企業出身者の転職に強い転職エージェントを活用しながら、転職活動を進めることです。
日本は転職市場がとても盛んであり、1万を超える転職の会社・事業所が存在しています。
その中には、大手企業出身者のようにハイクラス人材のサポートに長けた会社がある一方、大企業出身者のサポートが苦手な会社もあります。
だからこそ、大企業にいる経歴を存分に活かせるような「大手企業出身者向けの求人」をたくさん持っていたり「高年収・ハイクラス向け求人」を持っている転職エージェントを利用することが、大企業出身者にとっては特に重要です。
参考までに、大手企業出身者が良い転職を成功している転職エージェントを4つ厳選すると次の通りです。
- 【第1位】
JAC Recruitment【ハイクラス向けの転職支援に特化。日系グローバル企業分野で国内トップクラスの実績。年収600万円以上の人は優遇されるので必ず登録しましょう】年収600万円を超える人向け
- 【第2位】
doda X【ハイクラス求人に強い転職サービス。パーソルキャリア社が運営】年収600万円を超える人向け
- 【第3位】
リクルートダイレクトスカウト【株式会社リクルートが運営。無料登録だけで優良企業のスカウトが届く。年収800〜年収2,000万円の大手求人を探すならここ】年収600万円を超える人向け
- 【第4位】
リクルートエージェント 【業界大手の転職エージェント】年収600万円に満たない人向け
この4つがおすすめです。
現在のあなたの年収帯によって、受けられる求人やサポートが変わってくるので、
- 現在の年収が600万円以上:「
JAC Recruitment」「
doda X」「
リクルートダイレクトスカウト」
- 現在の年収が600万円に満たない:「
リクルートエージェント 」
この選び方で利用することがおすすめです。
中でも「JAC Recruitment」は、ハイクラス分野で国内トップクラスの実績を持つ転職エージェントです。
JAC Recruitmentは求人数こそ大量ではないものの、厳選された大手企業求人が、日系・外資系問わず集まっています。
私自身、たくさんの転職エージェントをこれまで利用してきたり、人材業界の中での評判も理解していますが、JAC Recruitmentは利用満足度が特に高く、業界内でのプロによる評判も良好です。JAC Recruitmentは運営会社が「東証プライム上場企業」であることも安心ポイントです。
JAC Recruitmentは年収600万円を超える方向けのサービスのため、年収600万円以上であれば、今より良い条件の求人が見つかると思いますよ。
JAC Recrutment、doda X、リクルートダイレクトスカウト、リクルートエージェントのいずれも完全無料で登録・利用ができます。採用する企業側がお金を払っているサービスなので、私たち転職する側はお金を1円も払わないシステムになっています。
現職に転職活動をしていることがバレない仕組みになっているので、安心して登録に進み、求人の紹介を受けてみてください。「自分にはこんな可能性がまだ残されているのか」ということがわかったら、大手からの転職は怖くなくなりますよ。
- 【第1位】
JAC Recruitment【日系グローバル企業分野で国内トップクラスの実績。厳選されたハイクラス求人が多い。年収600万円以上の人は優遇されるので、必ず登録しましょう】年収600万円を超える人向け
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- 【第4位】
リクルートエージェント 【業界大手の転職エージェント】年収600万円に満たない人向け
JAC Recruitmentやdoda Xをはじめ、大手企業からの転職に強いエージェントは「大手企業・大企業に強い転職エージェント・転職サイト6選【転職の専門家が厳選】」でもまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。
大企業からの転職まとめ

まとめると、大手企業からの転職は迷うこともありますが、それ以上に大手出身者は転職で有利なため、今より良い条件の会社に入れる可能性も高いです。
特に大手企業から大手企業への転職であれば、大手企業からの転職の最大のデメリットである「年収ダウン」を避けることができます。逆に年収アップも十分狙えます。
転職することはリスクはあるものですが、転職活動をすることは一つもリスクはありません。
残された可能性を知るためにも、今回紹介した大手企業出身者に強い転職エージェントには必ず登録しておきましょう。
- 【第1位】
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JAC Recruitmentやdoda Xをはじめ、大手企業からの転職に強いエージェントは「大手企業・大企業に強い転職エージェント・転職サイト6選【転職の専門家が厳選】」でもまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。
また、転職を悩んでいる方には「キャリアカウンセリング」もおすすめです。
転職のキャリア相談ができるサービスは「転職相談ができるキャリアカウンセリング15選!利用方法と転職での必要性とは|マジキャリ」の記事でまとまっているので、こちらも参考にしてみてください。