「英語力があると、転職で有利になるのかな?」
「どんな業界や職種で、どのように転職が有利になるのか知りたい」
あなたはこんな風に悩んでいませんか?
早速結論からお伝えすると、英語力は転職で有利になります。ただ、どのような英語力を身につけるかや、どんな業界・職種の会社を希望するかにより、必要な英語力が変わることも事実です。
そこで本記事では、英語力と転職の関係について、この記事一つで全ての疑問が解決できるよう、実態を解説していきます。
これを書いている私は過去に人材会社で勤務しており、日系大手グローバル企業を始め、外資系企業などの転職に携わってきました。累計すると、合計200社以上の転職支援をしてきました。
その過程で、「英語力と転職の関係」について、リアルな実態を把握してきました。英語を活かした転職については、一般の人より内情をかなり知っている立場です。
そのような経験をもとに「英語力と転職」の関係について、わかりやすく解説します。
Contents
英語力は転職で有利になる?【約8割以上の人が、英語力が転職で有利になったと回答】
冒頭でも述べましたが、英語力があると、転職で有利になります。
まずはその「根拠」をお見せしますね。
日本有数のグローバル人材に特化したエージェント「エンワールド・ジャパン株式会社」が行った調査によると、英語レベルが「ビジネス」以上では、約8割以上の人が「英語が転職で有利に働いた」と回答しています。以下、実際の調査結果を引用します。
出典:英語力の仕事・転職への影響実態調査
上記の通り、ビジネス以上の英語力を習得している人は、実際の転職活動を通じて、英語力が転職に有利に働いたと実感しています。
また、英語レベルがビジネスではなく「日常会話」以上でも、約50%の人が、英語が転職で有利になったと回答しています。
この事実からも、最低でも日常会話レベル、できればビジネスレベルを身につけておくと、英語が転職で有利になる場面は増えると言えます。
転職支援を200社以上してきてわかった、英語力と転職の関係
ここからは、私は実際にグローバル企業や外資系企業の転職支援をしてきた中でわかった、英語力と転職のリアルな関係をお話ししていきます。
転職で英語力が有利になりやすい仕事(企業群・業界・職種)は?
まずは業界・仕事ですが、英語力が有利になりやすい業界・仕事・職種と、そうでない業界・仕事・職種は分かれます。
ではどんな仕事であれば、英語力があることで有利になりやすいのか?
- 企業形態
- 業界
- 職種
この3パターンで解説しますね。
英語力で転職が有利になりやすい企業形態
- 日系グローバル企業
- 外資系企業
結論上記の通り、「日系グローバル企業」や「外資系企業」だと、英語力が転職で有利になりやすいです。
日系企業の中でも、海外向けの事業をやっている「日系グローバル企業」は、英語力があると、転職で有利になることが多いです。例えば総合商社の丸紅などは、中途採用を行っていますが、英語力があると有利になります。
また「外資系企業」で、社内に外国人がいたり、本国との電話会議・報告業務があるような会社は、英語力が求められることが特に多いです。
例えばGoogleなどの外資系大手IT企業などは中途採用をやっていますが、英語力が求められる会社です。
英語力で転職が有利になりやすい業界
- 商社
- メーカー
- 航空・海運
- 国際物流
- IT
- 金融など
業種でいうと上記の通りです。
海外で積極的な事業展開をしている「商社」や「メーカー」をはじめ、航空や海運、国際物流は、英語力があると有利になることが多いです。
また最近は「IT系」や「金融」で海外進出を検討している大手企業・ベンチャー企業でも、英語力がある人材を欲しているケースが増えています。
英語力で転職が有利になりやすい職種
- 海外営業
- 貿易事務
職種でいうと上記の通りです。
商社やメーカーの「海外営業」は、英語力が転職で有利になる代表的な職種です。営業の場合、海外支店と英語でやり取りをすることは、電話・メール・海外出張での対面問わずあります。
ですから営業職の場合「ビジネスレベルの英語力」があると、選べる仕事・キャリアの選択肢は増えます。
また「貿易事務」についても、英語のメールに慣れていることなどが、評価対象で加わることが多いです。
なお商社やメーカー、国際物流の貿易事務の場合、海外と英語で電話することはそこまでないことも事実です。よほど緊急の場合でない限り「メール」で済ませることが多いんですよね。
ですので、貿易関係の事務職の場合、英語はもちろん話せた方が良いものの、どちらかというと英語を読む・書くといった英文メールスキルが重宝されることが、実際の採用シーンでは多いですし、企業側の内なる願望でもあります。
転職で有利になるにはどの程度の英語力が必要?
結論、企業によります。
例えば海外に積極展開している企業かつ職種であれば、ビジネスレベルの英語力が求められる一方、まだまだ国内展開が中心の企業かつ職種の場合、日常会話レベルでも評価されることはよくあります。
ただ目安としては、前述した統計調査でもある通り、最低でも日常英会話レベル、できればビジネス英語レベルがあると、どんな企業形態・業界・職種だったとしても、幅広い企業で、転職活動を有利に進めることができます。
✔︎ 最低でも日常英会話レベル、できればビジネス英語レベルがあると良い
企業の採用担当者の目線をお伝えしておくと、「日々の仕事で英語を使って、問題なく仕事をこなしていけるか?」を特に見ています。
なぜなら、企業にとって一番重要なのは「仕事で成果を発揮してくれるか」だからです。
ですので、転職活動で英語力を武器にしたい場合は、日常会話より「ビジネス」で英語を使えるかどうかが、特に見られるポイントであり、評価対象になることが実情です。
✔︎ 転職では、日常英会話より「ビジネス英語」の方が評価につながりやすい
事実、私が過去に転職支援で関わった企業は、留学など日常会話ではNGで、ビジネスで英語を使った経験を重視していました。その企業はかなりレベルが高い企業でしたが、そういう企業もあると言うことです。
とはいえ実際のところ、英語面接がある会社でもない限り、候補者がどの程度の英語力を持っているかを、正確に判断することは採用担当者もできません。
そういう意味で、「英語で日常会話はそこそこ話せます」というレベルでも、英語力を評価してくれる会社はあります。
英語力があると具体的にどう転職で有利になる?
結論、選べる仕事の選択肢が増えたり、採用選考自体が有利に進むことが多いです。
そもそも世の中の求人には「採用要件」と言われる、企業側が「こんな人なら採用したいな」という理想像をまとめたものがあります。
採用要件が必ずしも100%というわけではないものの、特に大手企業や人気企業の場合、応募者も数多く集まることから、工数削減のため、採用要件に合致しない人は「書類選考で足切り」されることも多いんですよね。
転職エージェント側からしても、ビジネスモデル上、入社決定しないと売上は1円にもなりません。なぜなら転職エージェントは、転職希望者の入社が決まった段階で、決定年収の30〜35%が、採用企業側から支払われるからです。
つまり、採用要件に合致しておらず、入社見込みが低い候補者には、転職エージェント側も手厚い支援をしてくれないばかりか、積極的な求人紹介もしてくれないことが多いんですよね。
ですから、多くの企業の採用要件をクリアするためにも、英語力を身につけておくことが必要です。そうすれば、仕事・キャリアの選択肢はもちろん、採用選考の通貨のしやすさも変わってきますよ。
なお上記で述べたことは、前述したエンワールド社の統計でも同じ回答が出ていますので、ほぼ間違いないです。以下引用しますね。
出典:英語力の仕事・転職への影響実態調査
- 仕事の選択肢が広がった
- キャリアの選択肢が広がった
- 採用の選考(書類審査・面接)を通過しやすかった
このような声が実際に占めています。
この統計からも、英語力があると、仕事の選択肢が広がったり、採用が有利になることは、多くの場面で事実だと言えます。
転職時に、英語面接は必ずあるもの?
結論、多くの企業で英語面接はありません。
ではどこで英語面接があるかというと「外資系企業の大手」などが多いですね。例えば前述したGoogleは、英語面接があることで有名です。
✔︎ 外資系企業大手などは、英語での面接が多い
例えばGoogleの中途採用選考は、最初の面接が外国人リクルーターと英語の電話から始まることもあります。ですので、英語ができないと最初の面接でNGとなってしまいますので、入社ハードルはかなり高いです。
Googleのように、仕事において頻繁に英語を使い、英語ができないと業務に大きな支障が出る会社の場合は、英語面接が設けられることが多いです。そういう会社が、必然的に外資系企業に多いということです。
一方で、日系大手グローバル企業の営業職や貿易事務職で、英語面接があるところはかなり少ないです。
✔︎ 日系大手グローバル企業は、英語面接はかなり少ない
じゃあその場合は何でアピールするかというと、英語を使って仕事をしてきた経験や、あるいは定量的に伝えられるTOEICなどを通じて、英語力をアピールすることがメジャーです。
ですから、英語を使って仕事をする経験がある場合は、未来につながる貴重なキャリアです。またそういう経験がない場合は、自分でビジネス英語を学んだり、あるいは定量的な数字で英語力を証明できるTOEICを頑張ることも、有効な方法となります。
英語力を武器に有利に転職できるエージェント
英語力が転職で有利になるとはいえ、英語力を活かした求人を見つけない限りは、活かせるものも活かせないままです。
ですから、英語力を活かしたグローバル求人に強い転職エージェントを利用することが、英語力を武器に転職するなら欠かせません。
では実際にどの転職エージェントがグローバル求人に強いかというと、利用者が良い転職を実現していて、業界内でも評判の良いエージェントは次の通りです。
No.1 doda X:ハイクラス層向けの転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
No.2 JAC Recruitment:日系グローバル企業・外資系求人に強いエージェント。国内でも有数の規模と実績を持つ。イギリス発祥のエージェントで、グローバル求人の質において右に出るエージェントは現状ありません。
No.3 リクルートダイレクトスカウト:株式会社リクルートが運営するスカウト型転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
英語を活かした転職なら上記3つの転職エージェント・転職サイトがおすすめです。
doda X、JAC Recruitment、リクルートダイレクトスカウトの3社は、日系グローバル企業、外資系企業においては、国内トップクラスの実績があります。求人の質が高く、他にはない非公開求人も数多く保有しているサービスです。
人材業界内でもハイクラスの位置付けであり、評判がとても良いです。
例えばJAC Recruitmentを少し紹介すると、一般的なエージェントは、企業側担当と、転職者担当で、コンサルタントが分かれます。なので、相談するコンサルタントが、仕事のことをよく理解していないケースが多いんですよね。
その点、JAC Recruitmentは、一人のコンサルタントが、企業側・求職者の両方を担当しています。そのため、仕事内容を正確に把握しているんですよね。
ですから、英語を活かした仕事がしたい希望にも、精通したコンサルタントが、的確な求人紹介をしてくれます。
doda X、JAC Recruitment、リクルートダイレクトスカウトはいずれも、完全無料で登録でき、相談も1円もかかりません。転職を考えていないうちに登録しておけば、希望に合った求人が出た際は優先的に知らせてくれるので、必ず登録しておくことをおすすめします。
No.1 doda X:ハイクラス層向けの転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
No.2 JAC Recruitment:ハイクラス向けの転職支援に特化。日系グローバル企業・外資系求人に強い代表的な転職エージェント。イギリス発祥であり、グローバル求人の質において右に出るエージェントは現状ありません。
No.3 リクルートダイレクトスカウト:株式会社リクルートが運営するスカウト型転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
転職活動を有利に進める英語学習の方法
まだ「英語力に自信がない場合」は、将来の転職活動に向けて、英語を習得しておくことがおすすめです。
ではどうやって勉強すると、転職活動で有利になりやすいか、具体的な学習ステップを紹介します。
1. ビジネス英語を習得する
英語で転職活動を有利に進めたい場合、やるべきことは「ビジネス英語」を学ぶことです。
前述通り、ビジネス英語が最も評価対象になります。ですから、ビジネス英語を今のうちからやっておくことで、転職活動は間違いなく有利になります。
転職活動に向けて、ビジネス英語を習得する方法
結論、一番良いのは「ビジネス英語を学べる英語コーチングスクール」を利用することです。
英語コーチングスクールとは、パーソナルコーチがついた英会話スクールです。1〜3ヶ月など短期集中で通い、ビジネス英語の土台を習得することができます。
特にビジネスで英語を使ったことがない場合、標準的なビジネス英語を体系的に学ぶ必要があります。
英語コーチングの場合、科学的に正しい英語学習法をプロのコンサルタントが全部設計してくれるので、一切無駄がないんですよね。
特に社会人の場合、英語学習で使える時間も限られます。だからこそ、遠回りをすることなく、英語コーチングを使い、最短で英語を習得しましょう。
- PROGRIT【ビジネスシーンで通用する英会話に強い。最短2ヶ月受講できる。サッカーの本田圭佑選手も受講して絶賛している人気スクール。オンライン受講可能】
- ライザップイングリッシュ【同じくビジネスシーンの英会話に強い。最短2ヶ月から。オンライン受講可能】
- トライズ【1年間で本格的なビジネス英語を習得したい方向け】
迷ったらこの3つがおすすめです。
特にPROGRITはビジネス英語にめっぽう強く、ビジネスパーソンの受講者が全体の95%となっています。ビジネスで通用する英語を本気で習得したい場合、最も良い環境だと言えるでしょう。
メルカリの山田社長や、サッカーの本田圭佑選手など、ビジネス界・スポーツ界の著名人も多く受講しており、グローバル企業の会社員もたくさん利用しています。
2. TOEICスコアアップを目指す
もう一つの方法は、TOEICのスコアアップで目指すことです。
TOEICスコアは書類選考時にも見られるので、高得点を取っておけば、書類選考の通過率を上げることができます。
入りたい会社があっても、面接に辿り着けなかったら、想いを伝えることもできません。
そういう勿体無い思いをしないためにも、TOEICで少なくとも600点以上、できれば700点〜800点以上を、今のうちに取っておくことをおすすめします。
転職活動に向けて、TOEIC高得点を取る方法
TOEICを学ぶ場合も「スクール」で短期集中で学ぶことが最短です。
その場合のおすすめスクールは次の通りです。
- PROGRIT【TOEICを2〜3ヶ月で大きく伸ばしたい方向け。サッカーの本田圭佑選手も受講しており絶賛しているスクール】
- ENGLISH COMPANY【時短でTOEIC学習】
- ライザップイングリッシュ【同じくTOEICを2〜3ヶ月で伸ばしたい方向け。挫折させない学習サポートが特徴】
迷ったらビジネス英語同様、上記3社がおすすめです。どのスクールもTOEIC専門コースがあるので、2〜3ヶ月で100〜400点アップも夢ではありません。
一方、「独学」で勉強したい場合は、手軽にTOEICの総合力を身につけるならスタディサプリEnglish TOEIC対策コースがおすすめです。
スタディサプリはTOEIC学習の定番アプリです。TOEICの基礎力はもちろん、リスニング、リーディングパート対策も、アプリ一つでバッチリ対策できます。
加えて、TOEICカリスマ講師による「講義動画」もスマホで観ることができます。本格的な学習もアプリだけで完結する点は、他のサービスにはないスタディサプリならではの特徴です。
事実、TOEIC700点くらいであれば、スタディサプリ一つでも十分到達できます。私も長い間使っていますが、満足度がとても高いです。
月額3,278円ですが、2.8ヶ月で効果実感している人が多いので、まずは3ヶ月程度使ってみると、良い結果につながると思います。
まとめ
述べてきた通り、英語力は転職で有利になります。
特に英語を使う可能性の高い日系グローバル企業や外資系企業へ転職を目指す場合、英語力があると間違いなく選考を有利に進めることができます。
すでに英語力があるなら、前述したdoda X、JAC Recruitment、リクルートダイレクトスカウトに無料相談すれば、今よりも良い条件の会社を紹介してくれる可能性が高いです。相談は無料なので、まずはトライしてみましょう。
一方でまだ英語力がない場合、まずはビジネス英語やTOEICに特化して学習することをおすすめします。前述したPROGRITならビジネス英語・TOEIC共に強いですし、独学でTOEICスコアアップを目指すなら、スタディサプリEnglish TOEIC対策コースが最もコスパが良いですよ。
グローバル化がさらに加速する21世紀においては、英語力は最強の武器になります。
人生・キャリアの選択肢を広げるためにも、英語力を最強の武器として、持ってみてはいかがでしょうか?
No.1 doda X:ハイクラス層向けの転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
No.2 JAC Recruitment:日系グローバル企業・外資系求人に強いエージェントで、国内でも有数の規模と実績を持つ。イギリス発祥のエージェントで、グローバル求人の質において右に出るエージェントは現状ありません。
No.3 リクルートダイレクトスカウト:株式会社リクルートが運営するスカウト型転職サービス。年収600万円以上の方におすすめ。
- PROGRIT【ビジネスシーンで通用する英会話に強い。最短2ヶ月受講できる。サッカーの本田圭佑選手も受講して絶賛している人気スクール。オンライン受講可能】
- ライザップイングリッシュ【同じくビジネスシーンの英会話に強い。最短2ヶ月から。オンライン受講可能】
- トライズ【1年間で本格的なビジネス英語を習得したい方向け】
- PROGRIT【TOEICを2〜3ヶ月で大きく伸ばしたい方向け。サッカーの本田圭佑選手も受講しており絶賛しているスクール】
- ENGLISH COMPANY【時短でTOEIC学習】
- ライザップイングリッシュ【同じくTOEICを2〜3ヶ月で伸ばしたい方向け。挫折させない学習サポートが特徴】