「ハイクラス転職エージェント・転職サイトってたくさんあるけど、結局どこがいいの?」と思っていませんか?
ハイクラスを謳った転職エージェント・転職サイトは、30社以上も存在します。蓋を開けてみたらハイクラスに強くなかった、自身が望む条件の求人がなかったということもあり、自分に合う求人が見つからないことも見つからないことも多いです。
そこで本記事では、人材業界で採用支援をしてきた経験と、自身もハイクラス転職を成功させた経験から、以下のことを解説します。
- 目的別のハイクラス転職エージェント・転職サイト
- ハイクラス転職エージェント・転職サイトの選び方と活用方法
- ハイクラス転職エージェント・転職サイトを利用する際の注意点
本記事を読めば、あなたに合った転職エージェント・転職サイトがわかり、ハイクラス転職を成功できるでしょう。
目的別のハイクラス転職エージェント・転職サイト
ここでは、ハイクラス転職エージェント・転職サイトを、以下6つの目的別でご紹介します。
- ハイクラス転職を目指す全員におすすめ
- 外資系ハイクラス転職を見たい人向け
- 年収800万円以上の求人を見たい人向け
- 若手ハイクラス転職を見たい人向け(20代)
- スタートアップのハイクラス求人を探す方向け
- キャリアに自信がない人におすすめ
- 管理部門のハイクラス求人を探したい人におすすめ
1. ハイクラス転職を目指す全員におすすめ
ここでは、ハイクラス転職を目指す全員におすすめな転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
doda X
doda Xは、パーソルキャリアが運営する、年収600万円以上のハイクラス・エグゼクティブ層向けの転職サービスです。
doda Xでは、会員登録後に職務経歴まで記載すると、専門性の高いヘッドハンターからスカウトメールを受け取ることができます。
doda Xで出会えるヘッドハンターは、事業戦略に直結する希少性の高いハイクラス求人を数多く扱っています。他のエージェントではなかなか見つかりづらい、ハイクラス求人にも出会える可能性がありますよ。
求人は管理職や事業部長クラスを含む、年収1,000万円以上の求人も豊富にあるとのことです(ヘッドハンター保有の求人数は非公開だったので、担当者に問い合わせを実施)
ハイクラス・エグゼクティブ転職を目指すなら、必ず利用しておきたい転職サービスです。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは、ハイクラス転職で最もおすすめな転職エージェントです。
JAC Recruitmentは、国内でも有数の規模と実績を持つエージェントですが、ハイクラス分野においては、国内でも有数のエージェントです。
実際に私自身も利用しましたが、有名外資系大手IT企業やメーカーなど、良質な求人がありました。また、日系大手グローバル企業の求人も質が高かったことが特に印象的でした。
JAC Recruitmentは、本当に良質な求人に絞って紹介してくれる転職エージェントなので、たくさんの求人を紹介してくれるわけではありません。
ですが、本当に質の高い求人を数多く持っているハイクラスエージェントなので、まず最初に登録・相談することがおすすめです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、人材業界の雄である「株式会社リクルート」が運営する、エグゼクティブ・ハイクラス層に特化したヘッドハンティングサービスです。
特に「経営幹部層」「管理職層」「スペシャリスト層」などの良質な求人が数多くあり、この層の転職は最も強いです。
さすがは業界有数ということもあり、長年培ってきた各企業とのコネクションを活かし、リクルートダイレクトスカウトにしかないハイクラス非公開求人も数多く存在していました。
ハイクラス転職し、今より良い役職、年収、キャリアを実現したい場合、リクルートダイレクトスカウトは登録必須です。
コトラハイクラス転職
コトラハイクラス転職は、ハイクラスの転職支援に強い転職サービスです。
ハイクラス転職の中でも、金融・コンサル・製造業の転職に強いため、これらの業界でハイクラス転職を目指すならコトラは特におすすめです。具体的な転職先ラインナップは次の通りです。
- 金融業界:日系金融機関、外資系金融機関、ブティック型投資銀行、専門金融公社、ファンド運営会社など
- コンサル業界:戦略コンサル、業務コンサル、財務金融コンサル、組織人事コンサル、事業再生コンサルなど
- 製造業界:研究開発、設計、生産、営業など
これらの業界・職種でハイクラス転職を目指すなら、コトラは必ず登録しておきたい転職サービスです。
コトラハイクラス転職 公式サイトへ
キャリアインデックス
キャリアインデックスは、約200万件の求人情報がまとまった転職サイトです。
さまざまな業界・職種のハイクラス求人を一度に探せるため、いろんな転職サイト・エージェントに一つずつ登録しなくて良いことが大きなメリットです。
あなたのこれまでの経歴を活かしたハイクラス求人もきっと見つかるはずです。完全無料で登録できるため、登録しておくことがおすすめです。
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトです。
ビズリーチの特徴は「ダイレクトリクルーティング」という、企業の採用担当者から、直接スカウトをもらえる仕組みがあることです。
ビズリーチは、有名外資系企業はもちろん、総合商社や有名IT企業など、誰もが名前を知っている大手日系グローバル企業など、人気ハイクラス企業が数多く利用しています。
そういった企業の担当者から直接スカウトを受けたり、自分自身から応募できるので、ハイクラス転職を考えているなら登録必須です。
私もビズリーチはずっと使っていますが、年収1,000万円以上のハイクラス求人も豊富で、ビズリーチにしかない求人もたくさんあり、とても重宝しています。
2. 外資系ハイクラス転職を見たい人向け
ここでは、外資系ハイクラス転職を目指す方向けの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは、外資系ハイクラス転職で最もおすすめな転職エージェントです。
JAC Recruitmentは、ハイクラス分野においては、国内でも有数の実績と規模を持つエージェントです。
実際に私自身も利用しましたが、有名外資系大手IT企業やメーカーなど、良質な求人がありました。
JAC Recruitmentは、本当に良質な求人に絞って紹介してくれるエージェントなので、たくさんの求人を紹介してくれるわけではありません。
ですが、本当に質の高い求人を数多く持っているハイクラスエージェントなので、外資系へハイクラス転職を考える場合、まず最初に登録・相談することがおすすめです。
ランスタッド
ランスタッドは、1960円にオランダで発祥、これまで世界を舞台に60年以上の実績を持つ、世界有数の転職エージェントです。
欧米発祥ということもあり、数多くの外資系企業とコネクションを持っています。取り扱い実績企業数は10,000社*を超えており、有名メーカーなど、優良求人がランスタッドにたくさん集まっています。
*ランスタッド公式サイトより実績引用
若手ハイクラス層〜管理職まで、幅広い年代のハイキャリア転職の実績があるため、あなたの希望する転職も叶いやすい環境です。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営する、エグゼクティブ・ハイクラス層に特化したヘッドハンティングサービスです。
特に「経営幹部層」「管理職層」「スペシャリスト層」などの良質な求人が数多くあり、この層の転職は最も強いです。
さすがは業界有数ということもあり、長年培ってきた各企業とのコネクションを活かし、リクルートダイレクトスカウトにしかない外資系ハイクラス非公開求人も数多く存在していました。
外資系企業へハイクラス転職し、今より良い役職、年収、キャリアを実現したい場合、リクルートダイレクトスカウトは登録必須です。
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトです。
ビズリーチの特徴は「ダイレクトリクルーティング」という、企業の採用担当者から、直接スカウトをもらえる仕組みがあることです。
ビズリーチは、有名外資系企業はもちろん、高年収の外資系ベンチャーなど、良質なハイクラス企業が数多く利用しています。
そういった企業の担当者から直接スカウトを受けたり、自分から応募することができるので、ハイクラス転職を考えているなら登録必須です。
私もビズリーチはずっと使っていますが、年収1,000万円以上の外資系ハイクラス求人も豊富で、ビズリーチにしかない求人もたくさんあり、とても重宝しています。
エンワールド・ジャパン
エンワールド・ジャパンは、ハイクラスの中でも、外資系・グローバルに特化した転職エージェントです。
業界・職種専門のコンサルタントが担当してくれるので、仕事内容はもちろん、業界全体の動向なども熟知した上で、キャリアにプラスとなる提案をしてくれることが印象的でした。
ハイクラスの中でも「外資系企業・グローバル」したい場合、希望にあった求人が見つかりやすいと思いますよ。
3. 年収800万円以上の求人を見たい人向け
ここでは、年収800万円以上のハイクラス転職を目指す方向けの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは、年収800万円以上を目指す転職でも特におすすめな転職エージェントです。
JAC Recruitmentは、本当に良質な求人に絞って紹介してくれるエージェントなので、たくさんの求人を紹介してくれるわけではないものの、年収800〜1,500万円の求人が豊富にあります。
本当に質の高い求人を数多く持っているハイクラスエージェントなので、まず最初に登録・相談することがおすすめです。
doda X
doda Xは、パーソルキャリア社が運営する、年収600万円以上のハイクラス・エグゼクティブ層向けの転職サービスです。
doda Xでは、会員登録後に職務経歴まで記載すると、専門性の高いヘッドハンターからスカウトメールを受け取ることができます。
doda Xで出会えるヘッドハンターは、事業戦略に直結する希少性の高いハイクラス求人を数多く扱っています。他のエージェントではなかなか見つかりづらい、ハイクラス求人にも出会える可能性がありますよ。
求人は管理職や事業部長クラスを含む、年収1,000万円以上の求人も豊富にあるとのことです(ヘッドハンター保有の求人数は非公開だったので、担当者に問い合わせを実施)
ハイクラス・エグゼクティブ転職を目指すなら、必ず利用しておきたいサービスです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営する、エグゼクティブ・ハイクラス層に特化したヘッドハンティングサービスです。
特に「経営幹部層」「管理職層」「スペシャリスト層」など、年収800万円以上のハイクラス求人が数多くあり、この層の転職は最も強いです。
リクルートが長年培ってきた各企業とのコネクションを活かし、リクルートダイレクトスカウトにしかない高年収求人も数多く存在していました。
高年収のハイクラスを転職し、今より良い役職、年収、キャリアを実現したい場合、リクルートダイレクトスカウトは登録必須です。
ランスタッド
ランスタッドは世界第一位の売上を持つ人材サービス「ランスタッド」が運営する転職エージェントです。
人材領域では世界有数ということもあり、ハイクラス転職を満たす求人が豊富です。年収800万円以上の外資系企業の非公開求人はもちろん、ランスタッドにしかない独自案件も数多くあります。
高年収での転職を目指すなら、ランスタッドは外せない転職エージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントは、世界的な人材サービス企業である「アデコグループ」が運営している転職エージェントです。
年収800万円以上の求人が多数であり、年収800万円以上のハイクラス転職を目指す方に選ばれています。
丁寧なキャリアサポートも特徴であり、あなたにあった最適な会社・仕事を紹介してもらいやすいです。
年収800万円以上の求人を見たい方は、JAC Recruitmentやdoda X、リクルートダイレクトスカウトと一緒に、LHH転職エージェントも併用することがおすすめです。
4. 若手ハイクラス転職を見たい人向け(20代)
ここでは、若手ハイクラス転職を目指す方向けの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
JAC Career
JAC Careerは、ハイクラスに強いJAC Recrutimentが運営する、20代で次世代リーダーを目指す方向けのハイキャリア転職エージェントです。
20代で培ってきた経験を活かして、年収アップ・キャリアアップを目指せる求人がJAC Careerには集まっています。
30代以上でハイクラス転職を目指す方は前述したJAC Recruitmentがおすすめですが、20代でハイクラス転職を目指す方は、JAC Careerが特におすすめです。
ワークポート
ワークポートは、若手ハイクラス層に大人気の転職エージェントです。
転職コンシェルジュというあなた専属のキャリアアドバイザーがつき、希望のハイクラス転職が叶うよう、手厚いサポートをしてくれます。
転職先も誰もが知っている大手企業を始め、若手ハイクラス転職を叶える様々な企業群が集まっています。
営業・クリエイティブ系など、いろんな業種・職種にも強いため、若手ハイクラス層の方は、まずはワークポートに無料登録し、求人紹介を受けてみると良いでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトですが、20代など若手ハイクラスにも強いです。
ビズリーチは、上場企業を始め、総合商社や有名IT企業など、誰もが名前を知っている大手日系グローバル企業など、人気ハイクラス企業が数多く利用しています。
若手のポテンシャルを活かし、若手ハイクラスを実現したいなら、ビズリーチは特におすすめです。
5. スタートアップのハイクラス求人を探す方向け
ここでは、スタートアップのハイクラス求人に強い転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
キープレイヤーズ
キープレイヤーズは、ハイクラス求人の中でもスタートアップ・ベンチャー企業を探したい方におすすめの転職エージェントです。
スタートアップ・ベンチャー転職に特化した専門エージェントであり、短期目線ではなく、中長期的な目線で転職活動を支援してくれます。
キープレイヤーズは、スタートアップ・ベンチャー企業における4,000名以上の経営者とのコミュニケーション経験があるため、スタートアップ転職のメリット・デメリットもわかりやすく回答してくれます。
ハイクラスの中でもスタートアップ・ベンチャーを希望する方は、キープレイヤーズで無料相談をされてみてはいかがでしょうか?
タレントスクエア
タレントスクエアは、若手ハイクラス特化型のキャリア支援サービスです。
20代など若手ハイクラスの方々を対象とし、コンサルティング・M&Aなど人気業界への転職をサポートしてくれます。
高年収企業や少数精鋭企業などの希少求人も取り扱っています。若手ハイクラス転職を実現したい方は、転職相談に参加してみてはいかがでしょうか。
6. キャリアに自信がない人におすすめ
ここでは、キャリアに自信がない人が、少しでも良い転職を実現しやすい転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界大手のリクルートが運営している転職エージェントです。転職エージェントとしては、国内有数のサービスです。
リクルートエージェントはハイクラスはもちろん、幅広い年代・役職の求人を網羅しています。
求人数で言えば、今回紹介している転職エージェントの中でもトップクラスに多いです。ですので、とにかくたくさんの可能性を知りたい場合、リクルートエージェントは外せません。
私がリクルートエージェントに相談した時も、希望に合った求人を15社ほど紹介してくれました。いろんな選択肢を知ることができました。
リクルートエージェントでたくさんの求人に触れたあと、より良い求人を他のエージェントでピックアックしていくことも一つの方法です。
dodaエージェント
dodaエージェントはリクルートエージェントと並んで業界大手の転職エージェントです。
経歴に特別なものがない方も多く利用しており、転職成功しているエージェントです。とにかく多くの求人数を持っていることから、リクルートエージェントと特徴が近いです。
私が利用していた時も、定期的にコンサルタントが連絡をくれたことが好印象でした。大手のため、担当コンサルタントによって質のバラツキはあるものの、それでも満足度は全体的に高かったです。
7. 管理部門のハイクラス求人を探したい人におすすめ
ここでは、管理部門(経理・人事・法務など)のハイクラス求人に強い転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
MS-Japan
MS-Japanは、経理・人事・法務などの管理部門・士業の転職に特化した転職エージェントです。
専門特化で創業32年の歴史があり、業界有数のたくさんの管理部門の求人がMS-Japanに集まっています。
管理部門の職種に精通したアドバイザーが転職活動をサポートしてくれるため、マッチングの精度が高く、希望の転職も叶いやすい環境と言えます。
さまざまな管理部門の求人がMS-Japanにあるため、あなたの希望に近いハイクラス求人も見つかるでしょう。管理部門でハイクラス転職を目指すなら、MS-Japanで案件紹介を受けてみてはいかがでしょうか?
Hupro(ヒュープロ)
Hupro(ヒュープロ)は、管理部門に強い代表的な転職エージェントです。
特に経理の転職に強く、経理のハイクラス転職を目指す方におすすめできます。
管理部門に特化したエージェントのため、各企業のCFOや採用担当者と繋がりを持っています。企業から直接仕入れたリアルな情報をしっかりと教えてもらった上で、ミスマッチのない転職を実現していけるでしょう。
ハイクラス転職エージェント・転職サイトの選び方と活用方法
ここでは、ハイクラス転職エージェント・転職サイトの選び方と活用方法をお伝えします。
ハイクラス転職を成功させるために、非常に大事な観点です。必ずチェックしておきましょう。
1. まずは転職目的を整理する
転職を検討するにあたり、必ずやっておきたいことが転職目的の整理です。なぜなら、転職目的が整理できていないと、転職の軸がブレブレになり、良い判断ができなくなるからです。
例えば、本来は「仕事内容」で選びたかったにも関わらず、目の前の年収に目を惹かれて「年収」で転職先を決めてしまい、本当に実現したかった転職ができない事例は、採用支援の仕事をしていた中でよくありました。
- なぜ転職したいのか
- 転職を通じてどんなこと・どんな状態を実現したいのか
これらについて、今一度深く思考を巡らせてみることをおすすめします。ブレない転職の目的・軸を決めると、求人選びで失敗する可能性は減ります。
2. 目的に合ったハイクラス転職エージェントを利用する
上記で整理した目的に合わせて、ハイクラス転職エージェント・転職サイトを利用していきましょう。
「転職目的がうまく整理できない」
「まだ転職は検討しておらず、まずはいろんな求人を見て情報収集したい」
という場合は、目的が整理できていなかったり、いろんな選択肢を知りたいなら、「ハイクラス転職を目指す全員におすすめな転職エージェント」から登録し、相談してみることがおすすめです。
3. 転職エージェントは3〜4社登録し、最終的に2社程度に絞る
転職エージェントや転職サイトを利用する際は、3〜4社に登録し、最終的に2社程度に絞ることがおすすめです。なぜなら、転職エージェント・転職サイトは、それぞれ保有している求人が異なるからです。
1社だけに登録した場合、80点のそこそこ良い求人に出会えたものの、100点満点の本当に良い求人には出会えず、その事実を知らないまま転職する可能性もあるでしょう。
一方で、複数社に登録をした場合、利用したエージェントの数だけ選択肢は増えますので、より自分に合った求人に出会いやすいです。
また最終的には、応募したい求人があり、コンサルタントの質も良いエージェントに2社程度に絞っても良いです(3〜4社全てが良ければ、全てを併用してももちろん構いません)
ここで、なぜ”1社”でないかというと、転職エージェントに本気を出させるためです。
というのも、転職エージェントはビジネスモデル上、あなたの転職が決定した段階で、はじめて採用企業から売上が入る仕組みだからです。
転職エージェントは、採用決定した段階で、決定年収の約30〜35%が、採用企業から転職エージェントに支払われます。つまり、転職エージェント側からすれば、あなたの転職が決定しない限り、タダ働きになってしまうんですよね。
ここで2社を使う理由は「他の転職エージェントでも選考が進んでいること」を、対面しているエージェントに知ってもらうためです。
他のエージェントで選考が進んでいる場合、そちら経由で転職が決まってしまう可能性があります。そうすると、転職が決まらなかったエージェントは売上が0円になります。
このように、最低2社を利用しておくことで、良い意味で、転職エージェント同士を競わせることができるんですよね。
そうすれば、丁寧な対応を迅速にしてくれますし、積極的に内定が取れるよう、積極的なフォローもしてくれます。
ハイクラス転職エージェント・転職サイトを利用する際の注意点
ここでは、ハイクラス転職エージェント・転職サイトを利用する際の注意点をお伝えします。
こちらもハイクラス転職を成功させる際に、見落としがちな注意点です。必ずチェックしておきましょう。
スカウトをお願いした場合、転職エージェントには2週間に1回程度連絡を入れておく
転職エージェントは企業から採用依頼を受けると、データベースの中から求職者を探していきます。この時の表示順番が「更新日」です。
つまり「更新日が古い=もう転職活動をしていない」とみなされることが多く、そうすると後回しになってしまい、いつまで経っても良い求人が届かない可能性があります。
特に、小規模ではない大手エージェントの場合、上記のように機械的にデータベースで処理することが多いです。ですから、転職エージェントには、頻繁に連絡を入れておくことをおすすめします。
良いところがあればすぐにでも転職したいことを伝えておく
前述通り、転職エージェントは転職が決定した段階で、初めて売上となります。ですから、転職意思がある人と、そうでない人がいたら、当然前者を優先します。
ですから、もし転職意思が固まっていなくても「良いところがあればすぐにでも転職したい」と伝えておくことで、優先的に求人を紹介してもらいやすくなります。
担当コンサルタントを厳しい目で精査する
担当コンサルタントの性格が合わない、コミュニケーションに難がある等の場合、「まあ仕方ないか」ではなく、厳しい目で見るようにしましょう。
転職エージェントもビジネスでやっているので、真っ当な価値提供は必要不可欠です。それを全うできていない以上、情を移す必要はないのです。
もしどうしても担当コンサルタントと相性が合わない場合、担当変更を申し出ることも可能です。以下の文面であればそのまま使えますので、合わない担当者に出会ってしまった場合、活用すると良いでしょう。
◎担当変更依頼の文面例
●●様
いつも大変お世話になっております。
●●の件、いつもご尽力いただきありがとうございます。
今回一点ご相談がございます。
今回初めての転職ということもあり、いろんな方の意見を取り入れながら転職活動を進めたく、他のご担当者様のお話を聞く機会をいただくことは可能でしょうか。
他の転職エージェントに相談することもできるのですが、親身にご対応くださっている貴社の方にまずご相談をしたいと思っております。
ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
3月末、6月末、9月末、12月末の直前の転職催促は注意
大手リクルートを始め、多くの転職エージェントでは「Q(クォーター)制」という、3ヶ月に1回期を締める事業体制を用いています。特に3月末、6月末、9月末、12月末が期の締めであることが多いです。
3ヶ月ごとの売上計画を作っているため、Q末が近づいてきた時点で売上や決定人数が足りていない場合、駆け込みの売上・決定人数をどうしても作りたいバイアスがかかりがちとなります。
各コンサルタントは当然目標を持っていますから、Qの終わりが近づいてきた時点で目標到達が厳しい場合、転職することを催促してくる場合があります。
この場合、あなた自身が転職する気があればいいですが、転職する気がないなら、きっぱりと断るようにしましょう。転職エージェントの都合で、あなたの人生を決める必要はないのです。
まとめ
最後に、ハイクラス転職を実現する最大のコツは「良い準備」です。
良い転職エージェントを使い、良い求人をリサーチし、しっかり対策をして転職活動に臨むことが、ハイクラス転職の成功を近づけます。
転職することはリスクはありますが、転職活動を始めること自体は一つもリスクはありません。加えて、自分自身に残された可能性を知れるという、最大のメリットがあります。
ハイクラス転職はポジションが少ない分、タイミングが重要です。チャンスを逃さないためにも、まずは転職エージェント・転職サイトの登録だけは必ず済ませておくことをおすすめします。
今回紹介した転職エージェント・転職サイトを使い、ハイクラス転職を必ず成功させましょう。
ハイクラス求人を目指す営業系、コンサル系、経営管理系、事業戦略系、マーケティング系、経理系、人事系、施工管理、意匠設計、キャピタリストの方におすすめ